2007/11/26
ある話
レッスンとはまったく関係ない話ですが…。クレアの訓練でうかがっているところでのことでした。
ひさしぶりにご一緒した方が、師に「分骨した(愛犬の)骨を、埋めてやりたいのですが」とお願いされていました。
あいにく、その方の亡くなったWanのことは知らないのですが、つい2ヶ月前に亡くなったばかりのラブラドール。骨肉種をわずらい、最後には寝たきりになったけれど、なくなる数日前にやってきた、この訓練場では楽しそうに歩いていたので、思い出もあり、最後に飼主さんの心の中にも嬉しい、楽しい記憶を刻んだこの場に、埋めてやりたいとお願いをされていました。
師はこころよく了解し、訓練場全体が見渡せる、紅葉のきれいな木の根元に穴を掘ってくれました。
皆で冥福を祈り、粉になった骨をうずめたのですが、そのときに飼主さんがおっしゃった「これでいつでも、ここで遊べるね」という言葉がとても胸に残りました。
いつか愛犬との別れもあるでしょう。
そんなとき、どんなふうに愛犬とお別れするのか、お別れしたいのか、それを時に想うこともまた、大切なことなのではないかなと思ってしまいました。
愛犬がよく遊んだ場所に連れて行ってあげるのか、
自分の元に置いておくのか、
墓所を用意し、いつでも会いにいけるようにするのか、
ひとそれぞれの、乗り越え方、お別れの仕方があるでしょう。
わたしもまた、クレアやミモ、そしてその後縁あってわたしのもとへやってくるのかもしれない動物たちとの別れを、ふと考えてしまった日でした。
そんなわたしの気持ちなど知らぬWanたちは

今日も笑顔でお散歩です。
コメント