2010/01/22
飼主次第
今日のレッスンで、こんな話が出ました。うちの子、精神的にデリケートになってきちゃったんですよね~
一見、普通の言葉です。
でも、わたしはその子が精神的にデリケートだとは思いませんし、デリケートになったとも思いません。
ただいくつかの点から、飼主がデリケートにしてしまったことは、あるかもしれません、とお話ししました。
デリケートが悪いのではありません。
デリケートならば、それなりに対処すればいいことですし、こちらがそれに拍車をかけるようなことはしないように、という意味で申し上げさせていただきました。
一例として、橋をわたるときに、Wanがぴょんと飛び退ったことがありました。
わたしは、その子のそんな仕草はいままでに見たことがありませんでした。
ですが飼主さんは「ああ、橋怖いんだものね」とおっしゃってました。
どうされるのかな…と思ってみていましたが、そのまま通り過ぎようとされていましたので、ひとこと。
橋が怖い、と飼主がわかっているならば、なぜ対処しないのですか?
怖いものを怖いままにしておくということは、ゆくゆくはその怖いものが増えていく、ということにもつながりかねません。
何歳になっても社会化、フィードバックして教えていくことの大事さはそこにあります。
少しでもその兆候が見えたなら、まだその芽が小さいうちに適切に対処すること。
それをしていかないと、怖いものが増えていってしまいます。
おわかりでしょうか。
これが、冒頭で言った、「飼主が犬をデリケートにさせてしまった」ケースです。
それは犬自身がデリケートだったのではなく、飼主さんが見逃していってしまったことによる、作られてしまったデリケートさ。
がんばれ、飼主さん!
Wanの性格を変えるのも、変えてしまうのも、飼主さん次第なのですよ!!
そして。
大丈夫、飼主さん!
自分が変えてしまったなら、またそこから変えちゃえばいいんです!!(笑)
Wanは、良くも悪くも、あなた次第です!
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