2016/01/23
Communicationは必要不可欠
今日は救助犬の訓練がありました。月に1度の屋内捜索訓練なので、片道3時間の遠征日。
クレアは走っている道路で、「今日はワタシだわ♪」と思うのか、途中から「ぴぃ~」と鼻鳴き。
この興奮症だけは、一生涯直らないですね…。

待機中のクレア。
午前の部では、3人のヘルパーを探し出せたとはいえ、内容的にはちょっと…な出来。
午後の部では、午前の分取り返す勢いで、やる気満々。
午前中もやる気満々なのですが、それが空振っているようなことが最近の傾向。
ちょっと次回の練習から、リーダーに相談して午前と午後の練習内容を変えてもらおうと考え中。
簡単に言えば、午前は上級バージョン、午後は初心バージョンというふうに難度を変えてもらってクレアの訓練をさせてもらっていたのですが、逆に、午前を初心バージョン、午後を上級バージョンにしてもらったほうが、空振りからくる作業の不安定さを落ち着かせることができるかな…と。
集中が持つ午前中に難しいバージョンをさせてもらっていたのですが、どうやらクレアの集中の波が、いまは午後にきているみたいなので(苦笑)

扉の向こうから匂いがしたようで、この部屋の前でアラート。

部屋に入って、棚の周りをうろうろ。
わたしたちには外から、「あ、棚の中に人がいる」と見える状況なのですが、犬は不思議と、ガラス張りの向こうというのは見えないようで、その周りをうろうろして、臭いが漏れるポイントをみつけて、かりかりと爪でひっかきました。
クレアが爪でひっかくときは、いると思うけど、ちょっと自信がないな…という不安の表れ。
自信持ったポイントでしか、アラートしないクレアなので、ちょっとでも不安があると吠えずに「ここだと思うんですけど…」と意思表示。
それを待ってやると、においを確認して、「ここです!」と自信持ってアラート。

棚の中に隠れていたヘルパーさんが扉を開け、ごほうびをたくさん(笑)
クレアの尻尾が大興奮の振りになっています。
しかも隠れていたヘルパーさん、クレアが一番大好きなSさんだったから、なおさらです(笑)

そしてこちら。
前回の屋内捜索ではじめてアラートできたルシア。
レベルを少しずつ上げて初・中級バージョンに(笑)
屋内は滑る床もあるので、やる気満々だけれど、足も空振り。
アラートも無駄なところで吠えて空振り。
〇〇のひとつ覚えのように、においをとらえたらその空間すべてに対してアラート(爆)
さながら「ここです」ではなくて、「この部屋のどっか!」みたいな、アバウトすぎるアラート。
この部屋のどっか、じゃなくて、この部屋のここ、とピンポイントでわかったらアラートだよ、というのを教えるのが次の段階なのですが、今日のところは、「ひと、サガセ」で人を探すこと、においをとらえたこと、の段階の確定だけにすることに。
次回からピンポイント練習で工夫ですね。

この扉のすぐ向こうにヘルパーさん。
隙間から漏れる匂いに、ここ、と確定はできたようなのですが、その場でアラートすればいいものを、アラートしながらなぜか後退してしまうルシアなので、場所確定が微妙。
まだ自信持って吠えているというよりも、「人の臭いがするから吠える、でいいんだよね?」「吠えても出てこないけど、いいんだよね? 吠えててもいいんだよね? アチシが間違えてる?」というように、まだ少し戸惑いがある感じです。
指導手が褒めるべきか、ヘルパーに任せるべきか、少し判断に迷うところですが、このときはヘルパーに任せました。
このあたりも、そろそろ、もう少しヘルパーさんと細かく打ち合わせして作って行かないと。
犬の成長に合せて、こちらも指導方法を変えていかないといけません。
他の方とも一緒に作って行く作業ならばなおのこと、相手の方とも密に相談して、どう作って行くのがベストなのか、そのコミュニケーションも大事。
犬とのコミュニケーション。
お仲間さんとのコミュニケーション。
救助犬やIPOは、特にこういった人同士のコミュニケーション能力が問われるなぁと痛感です(笑)
だからこそ、面白いんですけどね♪
今日も楽しかった!
クレア&ルシア、おつかれさま。
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