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似て非なるもの

以前、どなたかと話していたときのこと。


怒るのに疲れました……



と言われたことがあるのですね。
どうやら、Wanと訓練していて、それに怒るのに疲れたということらしいのです。
それを聞いたときに、「?」となりました。

「怒る」、というのは感情。
Wanの訓練で必要なのは、「叱る」という理性。

怒ることと叱ることをはき違えていらっしゃるなぁと感じました。
もちろん、「怒る」のなかに「しかる」という要素もあるのですが、辞書的に見ても、不思議なことに、「叱る」のなかには「怒る」というのは無いんですよね。

叱るというのは、辞書的には「目下の者の言動のよくない点などを指摘して、強くとがめる」ということ。(大辞泉より)
一方、怒るは、「不満・不快なことがあって、がまんできない気持ちを表す、立腹する(同引用)」なのです。

その方には「怒るのはダメですよ、叱る、ですよ。感情的にワーッというんじゃなくて、理性的に「No」ということですよ」と説明はしたのですが、たぶんそれも面倒なのかなと(苦笑)


つくづく犬を訓練していて思うのが、犬の訓練は、人の精神鍛錬そのものだってこと。
人の感情の機微に敏い犬だからこそ、常に「安定している」姿を見せつづけていくことが大事で、相手を不安にさせないことなのですよね。

穏やかな犬との生活を思うならば、自分が穏やかになるしかないですし、
アクティブな犬との生活を楽しみたいならば、自分がそれを上回るパワーとアクティブさをもたないと、負けてしまいます。

そのバランスが崩れると、先に挙げたような事態にもなっちゃうのかなと、感じてしまいました。


とはいえ。
人だって完璧ではありませんからね。
いつも「穏やか」でいることはできないかもしれませんし、「安定している姿を見せ続ける」ことができないかもしれません。
でも、それを頭のどこかにいつもおいて、そこを目指していくことは忘れちゃいけないなと思うのです。
かくいうわたしも、いつでも「毅然と」しているわけではありませんし、失敗もたくさんします。犬たちを混乱させてしまうこともあります。
でも、失敗したならば何が失敗のもとだったのか、混乱させてしまったならば、その原因はなにかをきちんと考えて、答えを出して、次に同じミスをしないように心がけるようにはできるのです。(それでも失敗することもありますけどね・笑)


母親が生まれたばかりの子どもと一緒に成長するように、犬と一緒に自分も成長することを楽しめるような、そんなご指導、そんなアドバイスができるように、わたしももっと考えて、工夫していかなければいけないな、と思った一件でもありました。


口直しに(笑)

DSCF8732 (400x300)
夕方、お散歩に連れて行きながら、ちょっと訓練もしたラッキーくん。
相変わらずの、ほにゃらら笑顔。
キミの精神は、どこからどうみても、安定していますね(笑)
多少、度肝を抜くような悪戯をして驚かせてくれることもあるけれど、総じてよき家庭犬だよ、キミは(爆)

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プロフィール

Clea

Author:Clea
【Julius】
LR・♂
13才8ヵ月
幼顔になりつつあります


【Lucia】
ES・♀
11才3ヵ月
年齢不詳の美犬になります


【Glanz】
GSD・♂
8才3ヵ月
オレの苦手な季節がきた……


【Sirius】
LR・♂
5才7ヵ月
少し肥えられたんだ


【Felice】
LR・♀️
5才7ヵ月
犬教育は任せて


【Alice】
LR・♀
5才7ヵ月
礼儀作法には五月蝿いわよ


【Sophia】
GSD・♀
3才8ヵ月
ゆっくり成長タイプなんだ


【琥珀】
Cat・♂
推定12才
呼びの聞く猫なんだ


**お空へ**
【Mimosa】
Cat・♀
2007年8月15日生と推定。
2017年5月17日永眠
猫っぽくない猫でした。
9才9ヵ月でお空へ旅立ちました。

【Clea】
GSD・♀
2003年7月22日生
2018年4月13日永眠
初代相棒犬、14才9ヵ月大往生でした。

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