2017/02/22
本日は、美味しい手作りランチつきの、グループケア日♪
同じ訓練をする訓練士さんがいたり、まだわたしがドッグスクールでの見習いさんだったころからの古いお付き合いのある方々(犬は代替わりしていますが)との犬談義も盛りだくさんでたのしい時間です。

ゴールデンのピュアちゃん。
ゴールデンらしい、おだやかで、やさしい表情。
撫でているのは、飼主さんではありませんが、他の人に対してもこの落ち着いたまなざしは、見ていてほっこり♪
日常生活での飼主さんとの絆がしっかりしていて、気質も安定しているのが見えてきますね。
体の状態も安定。
部分、部分、張っている場所はありましたが、日常生活においてあたりまえに張るであろう範囲のものですから、このCare時間だけで解消できてしまうもの。
ハナマルな体の状態ですね♪

シェパードのシャッツくん。
これはCareのあとの画像だと思いますが、このおうちの方におやつを催促。
おやつのある場所もしっかり認識して、その前に陣取っています。
期待で、ついつい、ぺろんと舌(笑)
年齢を重ねていることもあり、背中の張りが強いシャッツくん。
後肢の負荷が背中にきていることもあり、それが長じて前肢のほうにも影響大。
若い仔が同じ状態であれば、Careの方法もかわってきますが、年齢をかさねた仔の場合は、これ以上筋肉をモリモリつけていくことは難しく、動きも若い仔と同じようにはいきません。
となると、優先順位が変わってきます。
飼主さんとしっかり話すことが大事。
こういう方向でやっていきましょう、見た目はそれほどの変化はなく見えても、このこのQOLの、この部分を優先しましょう、というように双方が納得したかたちでCareをさせていただいています。
自分の足で、最後まで歩いてもらうこと。
それが優先順位第1位。
がんばろうね、シャッツ!

おなじくジャーマンシェパードのナイスくん。
この表情からもわかるように、元気いっぱい、オフモードでは、まるでお祭り野郎か?といわんばかりの、弟気質満載の、かわいい暴れん坊くん。(なにげに好きなキャラ)
グランツのほうがおとなしく見えてしまうのだから、相当元気印の犬だということがわかるでしょう~♪
からだもがっしりしてきて、かっこよくなってきました。
訓練時に前肢をちょっと痛めたっぽいということでCare。
はっきりしたことはいえないものの、我慢できないような痛みがあるというふうではなく、もしかしたら痛めた記憶がフラッシュバックして戻ってきて、「こういうふうにすると(昔は)痛かったから、今回も同じかも。やめておこう」というように回避していることも、往々にしてあります。
ナイスは、見た目はハチャメチャ元気でも(爆)、精神はとても繊細(笑)
そういう仔は変な先回りをして考えてしまうことがあるので、そういうときのCareも
「ここまではどう?」
「痛くない」
「じゃあここまではいけるね、だいじょうぶだね」というように、犬の頭、体にいいイメージを与えて、「あ、ボクの体は、大丈夫かも」と
いう安心と信用を思い出させてあげることも必要になってきます。
そういうアプローチができるのもCareならでは♪
今回はひとつ宿題をお出しして、時間があるときにやってみてくださいとお話し。
ナイスに「ボクの後ろ足は大丈夫」というイメージを与えるための課題。
次回を楽しみにしているよ!

ボーダーコリーのファジ。
一応、このお宅の主(笑)
だけど、「あとはごゆっくり…」とさくっとHouseに戻って寝てしまいます。
人が来ても、かわらぬファジ。これはこれでとってもいいことですね!
必要以上にハイパーになってしまったり、神経質になってしまったり、気を遣ってしまったりすることなく、「用があったら呼んでください」といつも通りに過ごせるというのはいいことです。
タオルぶんぶんが大好きなファジ。
このときもやりかけて、「こら」と声かけられてしまったファジ。(でも目を盗んで、ブンブンをやってましたが)
ファジは少しふくよかになっていました(笑)
でもおでぶ、というほどではなく、アスリートがちょっとおにくつけた、という感じなので、一般家庭犬としては普通レベル。
まったく問題無しの範囲での「ふくよかさ」
人間もそうですが、各スポーツにおいて理想的といいましょうか、こういう体型のほうがよいというものはあります。
犬も同じで、ドッグスポーツを楽しむ仔には、体を故障させないためにも、それに見合った体型というのが必要になってきます。
スピードを重視するスポーツなのか、持久力を重視するスポーツなのか、どこに重心を置きやすいスポーツなのか、体の使い方にこまかなことを要求するスポーツなのかによって、作って行く筋肉、ほぐしていく筋肉の種類が変わってきます。
ファジのように、第一線でドッグスポーツをやっていたころからは引退し、楽しみながらやっている時期にきていて、なおかつ年齢を重ねてきているのであれば、若いころのようなアスリート体型である必要はありません。
むしろ向後のためにからだをゆるやかに作り変えていくことが求められてきます。
急激に変えるのではなく、体へのアプローチを変えることで変化させていきます。
年齢はみなが重ねていくもの。
歳重ねて、痛みとともに生きるよりは、余力を残して、少し早めに引退して、楽しみながらゆるゆる、体もゆっくりシニア向けにかえていって、おだやかにのんびり、笑顔で暮らしてもらいたいものですね♪