2015/12/12

久しぶりの救助犬の訓練日!
前回から、大会だなんだとかさなり、久しぶりの訓練参加。
車内ではクレアはやる気満々。
調子よさそうだな、と思ったのですが……
1本目。
臭いは取れるものの、行きつくことができず、枯葉やツタに足を取られて転んでしまったり、動けなくなってしまったりで、本犬モチベーションダウン。
耳が聴こえにくくなってきているのもあって、呼びがなかなか利かず、足を取るツタにイラついて、ツタに噛み付き、「このっ! このっ!」とブンブン振り回して、イライラを発散させ、挙句の果ては、車に戻って行ってしまったクレア…(涙)
作業を自己判断で切り上げたクレア、初めて見ました…。それはそれでちょっとショッキングな出来事でしたが、待機していた他の訓練仲間に「まだ終わってないでしょ」と送り出されて、渋々戻ってきました。
それでも、またしても行きたい方向に行けず、再度車に戻って行ってしまったので、ヘルパーさんに「リタイア」を申し出て、そのままその1本は終わらせてしまいました。
もう潮時かな。
救助犬訓練もクレアはもう引退させたほうがいいのかなと思うくらいのありさま。
車に2度も逃げ帰るのを見たときは、ハンドラーのほうが迷いました。
が。
隠れていたヘルパーさんから、「難度を落とすから、もう一度送り出して」と指示が。
1本目の最後にクレアを励まして再度。
いい具合に風が吹いたので、クレアを風下にと思ったら、クレアが自ら風下へ回って匂いをとり、今度は足を取られながらも先程よりは強い臭いをキャッチできた自信からか、からまりながらもヘルパーに到着!
「失敗では絶対に終わらせない」という、当たり前だけれども、訓練上大事なことを守ってやってくれたヘルパーさんに感謝。
他の現役生がいる中、現役を引退してボケ防止のために訓練参加させてもらっているクレアに時間を割いていただけているだけでもありがたいのに、ほんとに感謝です。

そのあとは、なんだか1本目の醜態(!?)を忘れたかのように、2本目、3本目は快調に飛ばし、3本目に至っては、他の現役訓練Wanを差し置いて、まるで模範的な作業!
ヘルパーさんにも、「きれいなライン取りしてきて、早かったね~」と驚かれました。
わたしもびっくりでした(笑)
1本目のは、久しぶりすぎて、ちょっと忘れただけ? と思うくらいでした。
でもいつでもわたしの頭にあるのは、いつ、どのタイミングで「引退」させるかということ。
犬が完全にダメになってからの引退は、犬にとってもいい状態ではありません。
作業的には、できることならばもう少し頑張れるかも? というところに引き際をもってきてやりたいところ。
でも今日の作業を見ると、作業としては成り立たなくなって「引退」を考えても、それがクレアの楽しみを奪うことになってしまうのならば、それはそれで酷なことになるかなと思いました。
なので、クレア本犬から「もういやだ! もうやりたくない!」という意思表示がきたら、そのときを引退ととらえ、作業内容のレベルが落ちたという意味での訓練引退は考えないことに、いまのところ、しました(笑)
もちろん作業内容的に、本犬がやりたいといっても、ドクターストップとして強制的に終わらせざるを得ない訓練もなかにはあります。犬の体を壊してしまう、日常生活にも支障が出てしまうような故障や条件があった場合はこの限りではない、とわたしは考えていますが、そういったところもまた冷静に見極めながら、引退時期は決めてやりたいと思っています。
うちのなかでその可能性が高い作業をしているのは……グランツかな??(笑)
まずはいち家庭犬として、不自由なく生活できる肉体、精神、気質を維持すること。
一緒にやる作業はその土台の上に構築するもの。
いち家庭犬としての土台無くして、訓練だけ、というのはわたしのなかではちょっと考えにくいところ。(実働犬はのぞきますが)
そんなふうにわたしもまた、迷いながら、犬の状態と相談しながら、訓練をしています。

こちらの方。
前回、屋内捜索訓練で吠えることができたものの、あれからずいぶん時間も経ってしまい忘れてしまったのではないかと危惧しましたが……予感的中。
忘れたというよりも、一致していませんでした(涙)
屋内捜索→→隠れているヘルパーを見つける→→吠える、……ということは図式として理解はしたようだったのですが。
屋外捜索においてはそれと一致していないようで、ヘルパー役に犬のバリケン(笑)に隠れてもらってやったものの、「ここにいるの!」「ここにいるの!」とバタバタしてお知らせはするものの、吠えるまでには至らず。
そこが、やはり状況判断の経験値といいましょうか、訓練の向き不向きを決定づけてしまう、犬種的なむずかしさなのかもしれません。
でも。前回、難しいと思ってもできた「アラート(吠えて知らせる)」ができたことを力に、もう少し踏ん張ってやってみようかなと思っております(笑)
セッターがどこまで出来るのか、わたしにとっても、お仲間さんたちにとっても挑戦の二文字です(笑)

気持ちは十分なんですけどね……(苦笑)
報酬は、大好きなお気に入りのボール♪
嬉しすぎて、目がなくなっちゃう~♪***閑話休題***

救助犬訓練とは無関係のグランツ。
人がいても落ち着いていられるようにと、休憩時間のときは足元でフセをさせるようにしているのですが。
このダックスの仔がお気に入り♪
このダックスがまた、こんなでかいのが来ても怖がらないし、必要以上に興奮することもなく、良い仔なんです…。
グランツが嬉しさのあまり、スリスリしても、平然。

転がって、一時踏みつけそうになっても、それでも平然。
踏みつける前にわたしが引っ張って引きはがしたので大丈夫でしたが、グランツの「大好き~♪」を受け止めてくれたのは、このダックスくんだけかも?
うちでは「う~ざ~い~っ!」と、どの姉犬、兄犬からも邪魔あつかいされているので、思う存分「大好き♪」を伝えられていないグランツ。ダックスくんがそれを許してくれて、良かったね(笑)
もっと小さく生まれれば、うちの他の犬たちにうるさがられることもなかっただろうけれど、自分の図体のでかさを恨みなさいね(笑)