2015/11/16

本日お初のCareとなった、ジャックラッセルテリアの男の仔。
15才の欧介くん
……漢字、こうでしたっけ? うろ覚えで間違っていたらごめんなさい…。
なんとなく、ヨーロッパと覚えていたのですが、果たして、この字だったかしら??(涙)
最初、首がかなり硬いとうかがっていたのでどうかなと思ったのですが、想像していたよりは良好でした。
それよりも気になったのは肩甲骨周辺。それも後位が「ん?」という感じでした。
ゆるめていくにつれ、ある一点にピンポイントでちょっと圧をかけると、ふにゃっと力が抜けたようになってしまう欧介くん。
本犬は、「あれ?」というような表情で、痛いとか違和感が強いとかそういうふうではなく、なぜ力が抜けてしまうのかわからないといったふうでした。
その周辺をよく探ると、「あ、ここかな」というポイントがあり、そこをゆるめることをメインにおこないました。
とはいえ、初めてのCareで、シニアとなると、一点集中して行ってしまうと、その反動が大きく出てしまうおそれがあるので、Wanの体がゆるんだことを、「異常事態だ!」と思うちょっと手前で止めて、バランスを整えながら、少しずつ、少しずつ。
ちょこちょこ動き回る仔ですが、訓練ではないのでWanの気持ちに沿いながら、受け容れられる状態にちょっとずつ持ち込み(笑)
飼主さんは、じっとできないから、と心配されていらしたようですが、大丈夫、大丈夫。
もっともっと手のかかる仔いましたし、時間とともにそういった仔も慣れてきましたから、欧介くんは、わたしからみたら、まったく問題無しです(爆)

そして急遽、こちらの方も♪
欧介くんと同じお家にいる、ボーダーコリーの蒼太くん。
リハビリには通っているということでしたが、こちらもCareで見させていただけました。
スワレが遅い、傾く、バランスボールなどをやったときの前肢の伸びが片方だけ悪いということでした。
いろいろ見て、骨盤に問題があるかなぁ? と。
骨そのものをどうこうするというよりも、それを支える筋肉群、腱のバランスをととのえ、それが結果として骨の位置の修正につながっていけば、現状としては良好かなと思われたので、その方法でのCareに。
片方ゆるめた段階で、スワレをさせてみて、思わず笑っちゃいました。
飼主さんにも確認していただきましたが、骨盤の位置があきらかにずれています。
しかも、歩様上、いいと思った足のほうが状態としてはあまり良くなく、そちらは骨盤以外のCareが必要そうでした。
おうちで出来る内容をお話しして、本日は終了。
また次回様子を見させていただき、ちょっとずついい状態にもっていけるようにしたいですね!
途中、飼主さんに、「それはどんな手法なんですか?」と聞かれましたが、あちこちで勉強させてもらってきている身としては、これはナニソレ式です、これはコレです、といえるものがなく、しいていえば、オーダーメイド?(笑)
獣医さんのもとで東洋医学的な観点からの手法も勉強させていただきましたし、動物理学療法士のもとでリハビリを学びましたし、ホリスティック、リンフフロー、腱Careなど、そのほか体験的な講座で学んだものも含めれば、ありとあらゆる分野で勉強させていただいてきました。
それらを自分の中である程度体系立てて、来てくれたWanの状態をみて、この仔はこの方法がベストかな、と考えたり、これとこれを組み合わせてみたらどうかな、と考えたりして行いますので、ひとくちに「ナニ式です」と言えないのが、ある意味辛いところ(笑)
なので、オーダーメイド式ですというのが、一番ベストでしょうか?(笑)
時々、獣医さんからもCare依頼をいただくのですが、そのときにたまに、なぜわたし? と思うときもあります。
不思議で、あるときその獣医さんにうかがったら、「だってあなた、トレーナーでもあるでしょ? 多少やんちゃな仔でもオッケーでしょ」と。
なるほど訓練業務にもたずさわっていますから、犬の扱いはなれていると思われているのですね、たしかにその通りですが(爆)
いろいろな意味で、ありがたいことに、わたしは犬から離れられない仕事をさせてもらえています(笑)
伸び伸びと走り、にこにこ笑う犬たちを見ること、それがわたしの活力源♪
WanがHappyならば、飼主さんもHappy。
その家族が、環境がHappyな状態がイチバン♪
それを傍から見られるのが、嬉しい。
Happyな笑顔、今日もたくさん見られました♪
また明日もがんばろう♪