2015/10/31
柔軟性をもって対応

久しぶりのホームグラウンド(?)で救助犬の訓練でした。
きちんとしたスワレができないわけではないのですが、気持ちが逸っていると中腰姿勢に拍車がかかります。
昔からそうで、気持ちが前のめるとお尻が浮きやすいクレア。訓練中、何度となく直してきたのですが、もともと持っているものは、こちらが気を許すととたんに出てきてしまいますね。
クレアの前に立ちふさがるようにしてスワレを命じたら、スワレしようとして腰ぬかすようにして、背中から、ころんと転がってしまったクレア。
四肢をバタバタとばたつかせて起き上がろうとしたのですが、なかなか起き上がれず、わたしの手助けで起き上がったのを見たとき、「(転んでしまうくらいなら)もうきちんとスワレをさせなくても、いいや」と思って、そのあとは修正しなかったので、クレア、中腰のスワレのままになってしまいました…。

ふたりのヘルパーさんが隠れているのですが、ひとり目は難なく発見。
アラート(吠えて告知)して、ほめてもらっているところ。
風向きは逆だったので見つけにくいと思ったんだけどな、とヘルパー。
足跡追いが得意なクレアなので、その上を行ってくれたようです(笑)

もうひとり目が、なかなか。
草木に足を取られ、たまにツタに行く手を阻まれて転がってしまうこともありましたが、本犬は果敢に挑戦。
本犬にやる気があるうちはなるべく補助しないでやらせていますが、このときも、自分が行けそうなところを選びながら、探し回っていました。

おかしいわね…
においはあるのに、なんでいないのかしら…
実はあとで聞いたら、クレアの前にやった仔のとき、ふたり目のヘルパーが隠れていたのがこのエリアだったそうで、クレアは残臭を取って、惑わされてしまったようです。
しばらく探し回っていましたが、「いないです」と道に戻ってきてさらに進んだら、足跡の臭いをとらえたようで、ふたたび歩きだし、ついに二人目発見!
残臭という判断が、若いころと比べて格段に遅くなりましたが、臭いに執着する気持ちはまだまだ強い。
残臭に対して意固地にならないように、ある程度のところで、こちらが呼び寄せて、次のエリアへ導けるように、こちらもまた犬の反応を見極める目をもっと持たないといけないなと、本日のわたしの反省でした。
ルシアも行いましたが、この仔の場合は全員にお願いしての訓練なので、画像なし。
吠えて知らせる、ということに対しては一旦保留にして、ヘルパーさんに執着させることを優先することに。
その成果が出てきて、だいぶ、すぐにおやつが出てこなくても、ヘルパーさんの前にとどまり続けるということが、今日はできていました。
でもそれに頭を使い果たしてしまったのかどうか、それともヒートが近いせいなのかどうかわかりませんが、集中力がいつもよりもガタ落ちのルシアでした。
ルシアの1歩は、ルシアの1歩。
クレアの1歩とは違うのだということ、比較せずに、その進歩を注視し、伸ばしていってやらないといけません。
今日、1mmでも前進していれば、ルシアはそれでよしとしなければ!(笑)
あすなろの精神で、ちまちま、くさらずに頑張っていきましょう♪