2015/07/31
やりがいありました!(笑)

ジャックラッセルのこてつくん家のご紹介で、本日お初のCareとなったフラットのリキくん。
12才ということで、クレアと同い年さんでした♪
元気なシニアWanが多くなって、嬉しいですね~。グランツといい勝負の体重。がっちり、大柄なフラットでした。
歳を重ねてなのかな? おだやかで、人も犬も大好きというかわいいWanでした。

気になるのは後肢とのことで、いろいろとお話をうかがい、チェックさせてもらいました。
比較になる画像がなかったので、こちらになっちゃいますが、こちらはCare前。
骨盤の位置といいましょうか、傾斜に難あり。
妥当な表現がみつからないのですが、骨盤を支える筋肉にも少々問題があり、股関節周辺からの後肢の運びはおろか、立位そのものにも「うん?」というゆがみがみられました。
これだけの後肢状態ならば前肢はさぞかし酷かろう…と思ったのですが、後肢に難が出始めて日がまだ浅いせいか、前肢には思ったほどの影響が出ていませんでした。早め早めの対処が功を奏したってところでしょうか!? オーナーさんの、早い決断が素晴らしい~。
ということで、後肢をメインにしてCare開始!
はじめてのCareなので、少し時間をかけて、ゆるめすぎないようにも注意して…

Care後のリキくん。
どうでしょう?(笑)
先程の骨盤の傾斜と違いがあるの、わかります??
後肢の接地点が変わっているのも、わかります?
オーナーさんはいち早く気付いて、「お尻の位置がこんなに違うなんて!」と驚かれていました。
毎日見ていらしたからこそ、すぐに気づかれたのでしょうね! さすがの観察力です(笑)
年齢的なこともあり、犬も精神的にも、肉体的にも(?)、頑固になるお年頃。
ですので、体も、Care前の方を長らく「正しい状態」と覚えこんでしまっているでしょうから、今日、本来のいい状態に近づけたとはいっても、「いや、違うはずだ!」とリキくんの頭が判断してしまったら、Care前の状態に徐々に戻って行ってしまうことと思います。
リキくんの頭が「(Care前の状態に)戻れ、戻れ」と判断くだす前に、もしくはくだしても日をおかずに、再びCareをして、「こちらの状態の方が体の調子がいいな!」と思うようになったら、そこからリキくんの頭が、体が、Care後の状態を維持しようと方向を変えていくのです。それが犬みずからが「戻っていく」いい状態。
その状態にいつなるかは、それは個体差がありますので、なんともいえませんが、いい状態をできるだけ継続しておくこと、悪い状態にあり続けることをなるべく短く済ませることで、早めて行けると思います。
お初のCareだったというのに、触られるのが大好きということで、終始にこにこ、おとなしく受けてくれていたリキくん、かわいかったな~♪
また次回、会えるのを楽しみにしています~。
今日はありがとうございました!