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慢性なるのを防ぎたいところ

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本日のCare Wan。
レオンベルガーのギュスターヴくんと、同居Wanのラブmixのオードリーちゃん。


ただいま自発的な警備犬(笑)を頑張り中らしいギュスターヴくん。
窓の向こうに見えるお隣さんの動向が気になって、気になって、の様子。
ぼーっと見ているのではなく、警戒して見ているので、その精神状態がみごとに体に現れていました(笑)
なんてわかりやすい仔だ…。

ごりごり、ごりごり~と、Care中も音がしそうなくらい。(実際はしていませんけどね)
本来の、皮膚の下に感じられる骨の薄さ、なめらかさがわからないくらいの状態で、「骨をさがそう!」状態でした。
また、加齢によるものなのか、はたまた立ち方のクセなのかわからないものの、ある1ヵ所が鉄板のごとく張りつめていました。
体の大きい仔ですから、クセで慢性的な状態にならないようにちょっとリハビリメニューも組んだ方がよさそう。まだクセと決まったわけではないので次回までちょっと持越しですが、次回の様子次第でリハビリメニューを考えて宿題にするようかもしれませんね(笑)




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は~、極楽……
今日はちょっと嫌な場所も触られたけど、まぁこういうこともあるわね。
寝ちゃいましょ。      by オードリー

見守りもサポートのうち

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本日Careでお伺いの、コーギーのりんちゃん。

飼主さんのお孫さんがいらしており、いつもより興奮! ……となると、夜は完全なる爆睡ですね(笑)
お散歩もお孫さんがいらっしゃると、負けまいと、なのかどうか、一生懸命歩こうとしたりするそうです。
たまにはこういう刺激も必要よねっ!

夕方にお伺いしたので、そのせいかどうかいつもよりお疲れモードなりんちゃん。
リハビリの反応もにぶい、にぶい(笑)
でも精神的な刺激のほうが、いまのりんちゃんにはパワーの素!
今日はリラックス~を主体としたCareにさせていただきました♪




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りんちゃんの、本日の「ちょこっと頑張り」はコチラ!



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「は~い!」


以前はもっと手が上まで上がれたということですが、なかなかね。
でも淡々とやってあげることは必要。
腕がちょっとしかあがらなくなっても「は~い!」は出来る、という意識。前肢を動かすという意識を大事にしたいですからね♪
「は~い」をするとき、挙げる手だけじゃなく、体重移動をしなければ挙げられないわけで、そうなるともう片足で自分の体重を支えるということをしなければなりません。
普通の仔はスムーズにできることでも、いまのりんちゃんには、体重を移動して、しっかり踏ん張って立って、そしてもう片手を挙げる、というように確認作業のようにしなければできません。

出来なくなった、というのではなく、少し時間をかけてあげる、という気持ちで、見守っていってやりたいですね♪

指示が出たときだけだよ!

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本日の訓練Wan。
パピヨンのイチローくん。
画像は訓練が終わった後、ボールを出してもらうのを待っている最中の笑顔。
「オレは勉強終わったぜ~」な笑顔です。



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他の犬と並んでいて、順番に呼び戻しをしても、「コイ」の指示はすべて自分のものと思っているフシのあるイチローくん。
同居Wanのきなこちゃんに協力してもらって、自分に指示が出るまでは待つ、という練習をしました。
いろいろなヴァリエーションがありますから、ひとつの方法に執着せず、やってみてくださいね!

いつもは自分ひとりだけが来るところ、今日はきなこちゃんのCareも同時にやったので、2頭で。
きなこちゃんと一緒で喜ぶかと思いきや、ちょっと憮然としたカオのイチローくん。
まぁ、訓練のときは、お母さんを独り占めできるチャンスなのだものね(笑)
そういうこともあるのですよ、あきらめてください(笑)




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たくさん走って、色々なものを尻尾にいっぱいつけて、本日も無事終了!
おつかれさま!

しゃきっと♪



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夕方、訓練でお伺いしたゴールデンのすずちゃん。
サマーカットしたから、なんちゃってラブのすずちゃんですが、意外と似合ってる~(笑)

いつも訓練前に、あちこちストレッチしてからなのですが、そのときに顎を嫌がるな~と思ったら、キズ発見。
どうやらHouseで針金が出ているところがあり、それをガジガジするのが最近のすずのブーム(?)のよう。それで傷つけちゃったかな? 
目に入らなくてなによりですけどね。

ボール遊びしている人がいたり、こどもが居たりするなか、なかなかいい感じ。
この前の悪そ~な目つきをしたブラッキーすずちゃんではなく、終始にこにこ楽しそうでした(笑)

体の柔軟性を上げる動きを、パイロンを使ってやってみたりして、気分転換も。
これから暑くなるから、暑さに弱いすずちゃん、涼しい時間帯にがっつり、楽しくやっていきましょうね~♪



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公園で見かけたヤマブキ。
以前は八重のヤマブキをよく見ましたが、最近は一重のヤマブキが多いですね。



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花を愛でる、乙女なすずちゃん♪

ある意味器用よね…

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パピヨンのラックくんの訓練がありました。

今後の作戦会議(笑)
しばらくは基礎は大事に作りつつも、裾野を広げる意味で新しいこと、課目としてまだやりかけの作業はなにかを伺い、それを形にすることに。

とりあえず、「8の字股くぐり」、「マワレ」が途中になっているとのことで、それと、あとは「おて・おかわり」をちょっとプラスアルファでやってみましょう~。





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ラックくんの「マワレ」は、ある意味とっても器用だということが判明。
課目としての「マワレ」は人と対面して、目の前でマワレを3回やるのですが、ラックくん、とっても器用でどこから出しても3回目で脚側ポジションにすとんとおさまってしまうのです(爆)
見せていただいて、大爆笑しちゃいました。
曲がっていったり、離れて行ったりというのはよくありますが、まさかきれいに脚側ポジションにすとんと収まるとは思わず、笑ってしまいました。

でも回ることは少し頭に入っているようなので、これを改善するところから(笑)
次回まで、意識に少し変化が出ているといいですね!
なにしろ体育会系で、頭で考えるのが苦手な仔ということなので(笑)






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訓練のお供はこちら。同居Wanのデュークくん。
いろいろお話しうかがって、……この仔もなにかやってみちゃう?(笑)
なにをやるかは、またのお楽しみ♪

芋づる式~

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本日、青空Careの日となりました(笑)
3頭させていただいたうちの1頭、ノーフォークテリアの来くん。

久しぶりのCareで、触ってみて「おう!(なんてやりがいのあるカラダ!)」となりました。
右肩関節、右後肢が、ガッチガチ&カタカタ…。


Careをしていくうちに、集中してやっているところはゆるみ、ゆるんだことで引きずり出されてきた、ガチガチの元があちこちから顔を出して、それをひとつずつゆるめての繰り返し。
そうやってCareしていくと、単発的に張っていたりすることはあまりなく、だいたいがどこかでみんなつながっていることがほとんど(笑)
なので、ゆるめると、あとからあとから出てくるので、文字通り、芋づる式!

来くんの肩周りは、まさにそれでしたね~。
でも終わるころには、可動域も十分に広がり、いい状態に♪


これでまた、訓練に、遊びにとたくさん楽しめるかな?
がんばってね!

安定した作業を目指して

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訓練で出向いた先で、女子中学生たちがグランツと遊んでくれました(笑)

聞けば、そのうちのひとりは、自分は動物が好きで飼いたいのだけど、お父さんとお兄さんが動物が嫌いだから飼えないんだとのこと。その分、この広場に来ている犬たちと会うのを楽しみにしているようでした。



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本当は訓練しに来たのだけど、遊びが先になってしまったグランツ。

このあと頑張って訓練。
ずっと模索中だった訓練が、数日前に、ポンと一段階レベルが上がり、それを別目線から確認するために今回、いつもとは違うところに連れ出し、ご一緒させていただいた他の訓練士の方に、お願いしてやってもらいました。
結論からいえば、確実にステップアップしていました。
女子中学生たちと先に遊んでしまったので、疲れ果てていましたが、それを差し引いても、わたしからみたら上々な成長をみせてくれました。(とはいっても、まだまだ長い道のりの、ほんの一部ですけれどね)
その作業を見ていた、別の訓練士さんも「グランツ、ひとつずつ丁寧にやっているね」と言ってくれました。
先に行こうとして、すっ飛ばすところのあったグランツに、忍耐させながら、ひとつずつ、ひとつずつと確実に教えてきたことが、はた目にも見えるくらい安定してきていることがわかって、わたしもほっとしました(笑)


どんな作業であっても、確実に、ひとつずつ。
このへんでもういいだろう、とさらっと流すように段階を飛んだりせず、地道に、石橋たたくくらいの慎重さをもって作っていってやりたいものですね。




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背中になにか乗ってる~(笑)
でもグランツはわかっていません。

シェパの展覧会

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今日は、静岡で行われたこちらの大会、SVJ Siegerschau(春本部展覧会)に見学&応援に行きました。

まともにという意味では、展覧会をはじめてじっくりと見ました。
それまでは縁がなかったせいか、JKC主催のドッグショーでちらりと見た程度でしたので、今回のように1個体ずつきちんと講評してくださるような展覧会は初めて。

Careに携わっている立場からみても、いろいろと勉強になることも多かったですね。





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骨格的なことなど、ジャッジからの意見を聞いてみたいな~という思いはありますが、まぁグランツの場合、最高に耳が立ってもこの程度ですし、シェパードとしては評価の対象外でしょう(笑)

だんだん暑くなりますね

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本日は救助犬訓練日。

じっとしていると、服越しにじりじり暑さが肌に突き刺さってくるような日で、確実に夏に向かっている…と実感した今日でした。

暑さは犬にもこたえたようで、クレアは午前中で体力がバテバテ。
元気いっぱいでも、やっぱりお年ですね…(苦笑)
本犬、気力はあっても、体が追い付かない状態で、この状態でやらせてもいい作業にはならないので、2パターンやらせていただいて、午前中のうちに終了。




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確実ににおいを取って行った1本目。
すぐにヘルパー発見、告知。

集中が切れかけて、たまにリード着用させて体力を温存し、本犬が反応を示したときだけ放すというやりかたで、2本目。
なんとかヘルパー発見したものの、すぐに告知できず、指示で告知させて、とりあえず成功。
疲れからか、頭が働かなかったのか、告知せずに、ヘルパーさんの前に座ってました(笑)
ごほうびにしか目がいかなかったのかもしれませんが。

これから暑くなって、ますます体力がガタ落ちしてくるでしょうから、様子を見ながらですね。




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クレア姉さんとバトンタッチして、午後はルシアがメイン。

実はクレアと作業したエリア、キジが1羽出ており、まだキジがいることは分かっていましたので、救助犬訓練前に一度ガス抜き兼ねて猟練を少し。
結果、キジを2羽出して、ガス抜き完了。

キジを出した同じエリアで練習。
一度別角度からキジが出てしまったのですが、「ひと、サガセ」の指示で、いまはキジではなく人を探さなければいけないとわかってきたルシア。今日は迷うことなく、人をさがしに行くことができました。
この仔なりの成長の跡です。

そのときに、他の訓練仲間の方とお話ししていたのですが、猟犬だから探すのは得意=救助犬に向いている、というわけではないということ。
探すという意識が向く対象物がまるで違うので、生半可な状態でやってしまうと、そのどちらもできず、そして決して器用な犬種ではないことを思えば、犬が混乱して可哀想なことになってしまいます。

ルシアは、猟は猟として確定したいまだからこそ、救助犬もどこまでできるものか、トライしてみようと思ってやっているわけですが、いつかどこかで壁にぶち当たることでしょう。
その壁が乗り越えられるものか、それとも酷なことなのかは、そのときのルシアの訓練状況によってまた考えていかなければなりません。
いまのところは楽しそうに使い分けながらやってくれていますが、今後、猟犬としての性が勝るか、服従作業として理解して救助犬訓練を進めていかれるか、わたしもその経過を楽しみに見守りながら、やってやりたいなと思っています。



**余談**

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訓練場所で、たけのこ採りをしました。
地元の方に教えていただき、訓練後、みんなでたけのこ&桑の実集め(笑)
ユリウスもお手伝い♪



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で。
夜は母を巻き込んで、たけのこ尽くしの、たけのこ御膳を作ってみました(笑)
もう2品作りたいものがあったのですが、タイムオーバー(笑) 明日以降に持越しとなりました~。

進行は犬それぞれ

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本日のCare Wan。
コーギーの、りんちゃん。

昨日のブログの主でもあるこたろーくんと、同じ病気だろうと推察している仔。
りんちゃんのママも昨日のブログをご覧だったようで、「よかった、というわけではないのだけれど、自分のところの犬だけじゃないんだとわかって、嬉しかったです」とおっしゃってくださいました。
同じ病気疑いの犬をもつ者同士、お互いが励みになるといいな♪ 名付けて「Dの会」??(笑)

りんちゃんはまもなく13才。
食欲旺盛、要求出しも旺盛(笑)、まだまだ生命欲の強い仔です!


今回少し気になったのは、顎付近に若干違和感。
犬が違えば、小さな部分での進行の仕方も違ってきます。
そこのCareを行ったら、いつになく、とろろん…なりんちゃんになりました。



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Careのあとは、ちょこっと頑張りのリハビリ。
ほふく前進になっちゃいますが、水とおやつのところまで頑張る!





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今日は頑張ったけど、その場でバタバタしてしまうことが多く、バテが早く来てしまったので、ちょこっと進んだところで、おやつゲット♪

このあとは、もう舟こぎそうなりんちゃんでした(笑)

進行性でも、まだまだ!

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本日お初のCareとなった、コーギーのこたろーくん。
12才になったばかりの男の仔。
やさしい顔立ちの、おだやかなこたろーくんでした。
はじめてやってきたわたしにも、警戒するでもなく、ふんふんとにおいを嗅いで、「どうも~」と(笑)

後肢が立たなくなり、病院からは進行性の病気だろうとの診断が出たそうです。
ここで病名を挙げることはしませんが、シェパードやコーギーに好発しやすい病気。この病気のWanは本当に数多く見てきていますので、その経過もよく知っています。
さいわい…と言っていいのかどうかわかりませんが、比較的年齢が若くして出ることが多いシェパードに比べて、コーギーはわりと年齢を重ねてから発症する仔が多いように思われます。
ですので早めにCareを取り入れることで、進行をできるだけ緩めて、遅くして、天命を全うできるようにお手伝いさせていただいています。



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Care中のこたろーくん。
わたしからは見えない表情です(笑)
「うはぁ~♪」って声が聴こえてきそう。

車いすに乗れば、すいすいとあちこち歩けるほど、体力はまだまだ!
できるだけ自分の足で、ぎりぎりまで歩けるように、元気に、笑顔でいられますように♪
がんばろうね!



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うひっ♪



余談ですが、こたろーくん家がお住まいのマンション、実はわたし、6年前に「しつけ相談会」で伺っておりました!(笑)
こたろーくんのママ、そのころの記録をお持ちで、わたしのブログから、そのときの記事を見つけてくださいました!
うーん、わたしも若いぞ!(爆)
そのときのわたしが話した内容がレポートになって皆様のお手元に配られたようですが、一生懸命なその当時の自分の姿を見て、なんだかこそばゆい気分になりました。

あのころの自分から、いまはどんなふうに成長できたかな? とつい考えてしまいます。
昨日よりは今日、今日よりは明日、ちょっとずつ成長して、進歩していかれるように、わたしも精進、精進!
あらためてその気持ちを思い出させてくれる記事を見つけてくださった、こたろーママ、ありがとうございます~!

比較画像

本日、Careでお伺いした、ボーダーのファジくん&ポメラニアンのポン太くん宅。



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Care後、タオルぐちゃぐちゃ中のファジくん(笑)
ぱっと見て気になったのは、ネックラインと後肢位置。
そのときの画像はブレブレだったので載せられませんが、少し前かがみの姿勢で、一見するといつものボーダーコリー特有の姿勢なのですが、肩の位置や動きから、肩周りが固くて十分に首をあげきれていないせいで、その姿勢になっていました。
首回りのCareとストレッチをして、ネックラインはすっきり♪




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姿勢が安定しなかったので、ちょっとわかりづらいのですが。
ポン太くん。
肘の位置、おしりのあたりがモタ~っとしています。



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同じ姿勢で撮れたらよかったのですが、ポンちゃんは難しい~っ!
ちょこまかポンちゃんなので、これがせいぜいでした!
肘の位置、おしりのあたりに変化があるの、わかりますか~?(ワカラナイ??)

ただしくは肩甲骨の角度なのですけれど、角度でこれだけの差が出てきてしまいます。なかなかいい状態を体にインプットするのは時間がかかりますが、気長に(?)何度もインプットして、ポンちゃんの身体が「こっちのほうが楽だぞ?」と気付いてくれるのを待つことにしましょう(笑)





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Careのあとはネムイよ~。
おやすみ~。

刺激は必要

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Careでおうかがいの、ゴールデンのナナちゃん。

Care後に、かわいい笑顔を見せてくれました♪
最近、わりと笑顔サービス、つけてくれますねぇ~(笑)



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薄手のマットを重ねて置いただけの段差も、いまのナナちゃんには高い壁。
歩こうとしても、前肢、後肢の動きがうまく連動せず、その場でぴょこぴょこしてしまって進めないこともしばしば。
ほんのわずかの段差、普通の犬や人ならば段差のうちにも入らないわずかな差が、こういった仔には勇気を出していかなければならないほどだったり、乗り越えられなかったりすることもあるのです。

散歩に連れ出してもあまり動かないから、と連れ出さないお宅もあります。(ナナちゃんのところはちゃんと出していますよ!)
動けなくなってきているということは、みずから刺激のあるところに行くことができないわけですから、なおのことこちらが連れ出して、外界の空気、刺激、適度なストレスのなかにいくことは大事になってきます。

ナナちゃんのお宅ではありませんが、ほかのお宅で、後肢が立たず、カートでお外に連れ出してもらっている仔がいます。
カートに乗せていると、事情を知らない方から、「犬なんだから歩かせなさい」と言われるとのこと。
「そのたびにこの仔は後ろ足が立たなくて、もう歩けないんです、と説明するんです」と飼主さん。それでも毎日カートに乗せてお散歩。
犬も家の中だけでじっとしているよりも、元気になり、帰宅したあとは程よく疲れてよく寝ているとのことでした。
やはりいくつになっても刺激は必要。
動きにくくなっているのならば、ちょっと工夫して、刺激を与えていくことも大事ですね。

ちなみにうちのシニアWan、クレアはだいたい2週間に1度の救助犬の訓練が一大イベント並に大きな刺激(笑)
そのほか日々の中では公園では、昔覚えたトリックを応用してやってみたり、訓練用コマンドを組み合わせてやってみたりと、そういった刺激で遊ばせています。
昔覚えたことは、犬にとっても「それ、できます!」という自信でもあるので、楽しそうにやってくれますよ。

外に連れ出すばかりが刺激ではありませんが、それでも外界というのは大きな刺激で、飼主さんにとっても気持ちがポジティブになれる状態ですから、ゆるゆる散歩をちょこっとずつ入れて、シニアWanの体力面、精神面を満たしてあげてくださいね♪

合同訓練日

本日は、合同訓練日。
カメラは忘れなかったけれど、またまたメモリーを忘れるという失態。
訓練のあとの、Wanたちの楽しそうな顔を撮るのを楽しみにしているのに、残念!
ということで、不承不承ながら、スマホ画像にて。


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左から、イチローくん、サブレくん、奈々ちゃん。


合同訓練には初めて参加のサブレくん。
いつもは同居Wanのラックくんですが、環境馴致かねてサブレくんで。


前半は全員でこまかなパーツ練習。
どこから指示がでても、その体勢のまま指示通りのことをするという練習。たとえ人が真後ろに立って指示をだしても振り返ったり、体を斜めにしたりして出された指示の姿勢をとるのではなく、そのまますぱっと体の向きのまま、行うというもの。
ちょっとコワザを使って練習。


ストレッチを兼ねたポジションチェンジ練習も♪



後半は1頭ずつ、BHの内容で練習。
それぞれの課題が浮き彫りになってきましたね。


歩数を自分で数えてやらなければならないので、数えながら、犬の様子も見ながら行うのはちょっと大変ですが、練習からすこしずつ慣れていきましょうね~。

犬がハンドラーに集中していないと、反転ターンや、突然の指示に対して、慌ててしまったり、行きすぎてしまったりします。
とはいえ、ずっと集中し続けなさいと要求するのは、なかなか難しいこと。
一朝一夕にできるものではないので、地道にコツコツやってみてくださいね。

そして今日参加の方は、ちょっとギョッとされたかもしれませんが(笑)
他の方の作業を見ながら、気づいたことを言っていただきました!(爆)
でも、指摘されるのは意外といい勉強になるのですよ! なのであえて「言ってみてください」と。

人から、そういうふうに見えているんだな。
自分の作業は、そういうふうに見られるんだな。
自分では気を付けていてももっと意識しないといけないんだな。
気付かなかったけれど、こういういいポイントがあったんだな。

と、そんなふうに、意外な反応があったり、やっぱり…ということもあったり。
自分の犬のよさ、自分の作業の良さは意外と見えないもの。
それを指摘してもらうのもいいと思います。悪いところばかりあげつらうのではなくてね。

良いところに気づいて指摘するのも、〇。
ここはどうなのかな?という疑問を指摘してみるのも、〇。

他の人の作業もまた勉強。
ハンドラーの作業を見る目というものも、少しずつ養って、意識していくとまた、自分の作業も磨かれていいものになると思います。
自分の作業にイメージが持ちにくいならば、第三者の目というものを持って、人の作業を見るのもイメージトレーニングに役立つと思いますよ!
ファイト、ファイト♪



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ある意味、息の合い方が抜群っ??

試験見学

グランツのお里で、IPOとBHの試験が行われたので、見学に。
一緒に訓練頑張っている方が2人、IPO試験に出られるというので応援もかねて(笑)

IPOは、足跡追及・服従・防衛の3種目をこなさなければならないので、長丁場。


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追及中~。
IPO2で受験の、お仲間Wanのエーレくん。
臭いがとりきれず、フラフラしてしまいましたが、それでもコースのなかに落とされている物品2つを無事に発見して、合格点ゲット。



このあと服従競技がありましたが、このときの画像はなし。
群衆役でお手伝いしていたので(笑)



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こちらは防衛。
IPO2では4つのコモ(画像の緑のテントのこと)をまわって、最後のコモにかくれているヘルパーさんを発見して、禁足咆哮。ここから動くな、と吠えて止めているところです。
ハンドラーが戻って、指示がでるまでリズミカルに吠えていなければなりません。



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逃走しようとするヘルパーをすかさず追いかけます。
Wanのエネルギッシュな姿は、見ていると「おお~」となってしまいます(笑)



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ヘルパーさんがつけている片袖をとらえた画像。別のお仲間Wanの画像にて♪

いくら見ても勉強になりますね。
お仲間Wan、無事におふたりとも合格!
さてさて、グランツはここまで出来るようになるのはいったいいつのことやら?(笑)
地道にがんばります。

ここまで作って行くのにどれだけ大変なのかが、少しずつわかってきている身には、「頑張った!」「よくやった~!」と、ただただ拍手です。
とってもいい刺激を享けさせてもらい、わたしも負けていられませんっ!



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BH試験が行われていたので、あづきちゃん家が見学に、はるばる来てくれました♪
しーっかり見て、お父さま、なにやら自信満々になった様子(笑)
やる気満々になってくださったようなので、ばっちり満点狙いで、がんばってくださいませ(爆)。
こまかな講評をきいて、「こういうところが見られている」ということがわかったのではないでしょうか。
ぜひ秋口、受験してみてくださいね。

よくある出来事

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バラのきれいな季節がやってきましたね~。
平塚総合公園にも、小さいながらもバラ園があり、多くのアマチュアカメラマンさんたちが、あちこちで写真撮っていらっしゃいました。
いろいろな種類のバラがあって、ひとつずつ順番に見ているだけで楽しいですね!

今日はラッキーくんとユリウスのペアでお散歩♪
雨上がりで河川敷はまだまだ水浸し、いつもの公園もサッカー少年たちの練習で使われているでしょうから、てくてくお散歩、途中でロングリードで遊ばせて、の公園散歩でした。

バックのピンクのバラは、アンジェラという名前らしいです(笑)


公園なので、多くの犬連れさんもおり、気を付けながらの散歩。
でも気を付けていても、ふとした瞬間にハプニングとは起こるもの。

わたしは前を歩いている方が、こちらに気づいていないなと思ったとき、「ごめんなさい、犬が通ります」と声をかけてから、その横を通り抜けるようにしています。
今日もまた同じような場面があったのですが、年配のご夫婦がおしゃべりをしながら、フレキシブルリードで小型犬をお散歩されていました。
声をかけるタイミングを逃しまくってしまったので、とりあえず5m以上距離を取って歩くことに。
あいにく、道は一本。
芝生に入ればいいのですが、子供たちがたくさん遊んでいるところに、犬を連れて入るのはちょっとためらわれたので、そのご夫婦のあとをついて歩くような状態でした。
そのうちに小型犬の方が気づいて立ち止まり、じーっとこっちを見ていました。仁王立ち、耳も尻尾もぴんと上向き、眉間にシワよせて、じーっと。
近づいたら吠えられるな…というような雰囲気の小型犬(笑)
こちらも立ち止まって、それ以上は近づかないように。
自分の犬が立ち止まっていることに気が付いた飼主さんが振り返って、あわてたようにその犬を抱き上げました。
お先します、と声をかけてからラッキー&ユリウスで通過したのですが、その背後で聴こえたのが、「〇〇ちゃん、怖かった? 大きい犬は怖いわね」という言葉。


声をかけるタイミングって、むずかしい…。
まぁタイミングが悪かったのでしょうが、わたしが連れていた2頭は小型犬には気づかなかったようで、いつも通りに尻尾振りながら歩いていただけに、ちょっと「やれやれ…」でしたね。
気を付けていても起こりうることですが、それでも大型犬を連れている宿命と思ってあきらめましょう…(笑)

ただ、あわてて抱き上げたり、犬が怖がっているわけではなくむしろ、やや攻撃的であったというところで、それを強化するような行動は飼主さんにとってほしくなかったなぁというのが、本音。
みんながそれぞれ、ちょっとずつ気を付ければ、もっと快適にお散歩できるでしょうにね。
残念、残念…。

刺激は大事

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Careでお伺いの、コーギーのりんちゃん。

後肢は反射はあるものの、Careの前は、後肢への意識はかなり薄れてしまっているようで、触っても無反応でいることが多い状態。
Careした後だと、「あれ? どこか触られているみたい?」というような表情をして、きょろきょろして、後肢に触っているわたしに気づく感じでした。

どうせ歩けないんだから、とお散歩に連れて行かなかったり、連れて行ってもすぐに戻ってきてしまうようでは、Wanの苛々はどんどん募っていってしまいます。

その点では、りんちゃんのお母さまは、カートに乗せて毎日お散歩に行っているようです。
カートがなかったころよりもよほどお散歩に連れ出すようになったとのことで、りんちゃん、家に帰ってもカートから降りたがらないのだとか。
歩けなくても、風に当たって、周りを見たり、人に話しかけられたり、いろいろな刺激に触れられることは大事。
ボケ防止にもなりますしね(笑)

前肢もだいぶ体重を支えにくくなってきた様子のりんちゃんですが、いま出来ることを一生懸命やろうね!
わたしも、できるだけ、りんちゃんが自分で出来る時間が多くなるように頑張るからね♪

飼主さんと二人三脚

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Careでお伺いの、ジャーマンシェパードの女の仔、テスちゃん。
来月1才になるテスちゃん。
〇ヶ月令って言える最後の1ヶ月ですねっ(笑)

表情はまだあどけなさが残るものの、それでもずいぶんオトナな顔になりましたね♪



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展覧会系の血が入っているということで、体の構成もやはりちょっと違いますね。
長毛なので、まぁゴージャスです。
尻尾など普通に地面につくので、いつもお掃除しちゃっているかのよう。
こちらは施術後の画像ですが、背中のライン、前肢の位置が改善されました。

飼主さん方がよくテスちゃんのからだをみていらっしゃるので、どこそこがこうだった、変だったというご報告をうかがい、触ってみると、「なるほど~、よく気付かれたな」と思うこと多々。
頑固な張りも、ゆるんで動くほどになり、ここまでゆるめば、おうちでのCareでも、どんどん改善されるだろうというところまでいけました♪

体がいい方向に、楽な方向に向かうその手助けとしてのCare。
若いうちからやっていくことで、体に変なクセをつけずに、のびのびと成長するお手伝いができるのは、わたしにとっても嬉しいことです。
Careも訓練も、やっぱり飼主さんとの二人三脚。
こうやって一緒に成長を見守っていけるのは、嬉しいことです♪





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一休みしたあと。
玄関先で待機していたグランツ。
中に入れていただけました(笑)

実は外で係留された状態というのは、グランツ初めての経験。
最初はピーピー鳴いていましたが、そのうちフセて、寝てました。
この調子で、精神的にも図太い仔になってほしいものです。




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オスってやっぱりおこさまね~

テスちゃんの玩具をハミハミするのに夢中のグランツと、それをあたたかい目で(?)見守ってくれるテスちゃん。
どっちが年上なんだか?
 注)ちょうど1才違いです…。

カタチに理解を

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台風一過で暑くなった午前中。
パピヨンのラックくん、がんばって訓練です♪

目下の課題は、なんとな~くで覚えていた『カタチ』に理解を付け加えること。
アタマが体育会系とのことですが(笑)、ボケ防止にもなるから、がんばって頭をフル回転させてください。

脚側ポジションの練習。
リードコントロールや、手での補佐を入れて脚側ポジションを直していたので、それをラックくん自身に考えさせて、正しいポジションにみずから入るようにしていきましょうね。
それでもまだハンドラーの、身にしみついたフォローのクセが抜けず、わたしに「フォローしない!」「もっと犬に考えさせて!」と突っ込まれておりました。





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正面停座の練習。
すぱんと、ここまで迷いなく入ってこられたら、最高♪ ということでポジション練習です。
体が小さいラックくん、ハンドラーの顔を見ようとすると、どうしても一歩、二歩と下がってスワレをし直してしまいます。
不利には違いないのですが、大型犬には大型犬の不利さがあることを思えば、小型犬の不利さだとあきらめて、体得してください(笑)



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訓練終了後。
クレア姉さんを出したら、落ちていた状態の、ラックくんの玩具に興味を持って、自分のテリトリー内に(笑)
姉さん、怖いカオしてます。
クレアの頭のなかでは、この玩具は「落し物」。
誰かが持っていたわけではないから、拾い主の自分のもの、というのが理論なのでしょうけど、それはラックくんの玩具です。返しましょう(笑)
人が自分から取る分には平気でも、犬が自分から取るのは断固拒否のクレア。
一度ゲットしたものは、(他の犬には)譲りません。画像のようににらみを利かします…。

なのでこうなると、わたしの出番。
姐御はどこでも、姐御です…。
ごめんね、ラックくん。



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なので、クレア姉さんには、こちらの玩具(?)で満足していたきました。
台風影響で折れたらしい、桜の木の太い枝です。
こういうオオモノも好きなクレアです。

グループケア

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今日はグループケア日。
仲良しな6頭のWanたちが集まってくれました♪


デジイチを持って行ったというのに、メモリーを忘れて撮れず。
スマホで撮ったけれど、全員撮ったと思っていたら全員分なくて、断念…。
ということで、本日お初の参加となったイタリアン・グレーハウンドのトッティくんを代表Wanとしてアップ。
そのほか参加してくれた、ランくん、イヴくん、わさびくん、ルカちゃん、コロ美ちゃん、画像アップできず、ごめんなさい!


トッティくん。
現在3才の男の仔。
訓練などを通してみても、いままでこんなフレンドリーかつ明るい性格のイタグレを見たことがない!というくらい、外交的な仔でした。
イタグレといえば、シャイな仔が多くて、尻尾は常に足と足の間に丸めていて、というイメージばかりなのだけれど、(実際、わたしが訓練などでお世話させていただいたイタグレちゃんはこんな感じ)、トッティくんは違った!
尻尾が出ていた!(笑)
それのみならず、ぶんぶん、ぶんぶん振って、脅されてもめげず、初対面のわたしにも、なんの気構えもなく普通に寄ってきてくれる仔でした。
楽しくなって、尻尾ぶんぶんのイタグレは見たことあっても、初対面から尻尾ぶんぶん、一度も足の間に丸めることのなかったイタグレは、トッティくんがはじめてかも!(笑)


そんなトッティくん。
年齢は若いけれども、Careに参加してくれました。
若いから大丈夫!というものではありません。
若いうちからCareしておくことで、変なクセがついても、早く対応することができますし、いい状態になるのにも、年を重ねてからCareするよりはよほど早く戻すことができます。
体使いのクセを飼主さんが把握しておくことで、普段の行動の中で気を付けていくこともできます。

足がすらっと長くて、頭がちっちゃいトッティくん。
イタグレの中でも小顔、脚長なWanですが、一度も骨折したことがないというので、またまたわたしのなかのイタグレの記憶を塗り替えてくれました。(サルーキ、イタグレなどのような脚長族で、1歳までの間に骨折をしている仔ばかり見ています…)

でも体使いとはべつにちょっと気になることもあり、気を付けて見ていってくださいねという症状も。
知識として頭に入れておくことは大事ですからね♪


また次回お会いできるのを楽しみにしています。
コロ美ちゃんママ、いつも場所をお借りさせていただき、ありがとうございます!
次回はメモリーを忘れずに、全員載せられますように。

原因不明だけど

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今日お初のCareとなった、パグのあんずちゃん。
画像を見てお分かりのように、後肢に力が入りにくく、Careの相談でした。

病院でレントゲンや血液検査をしても異常なし。
薬を処方されて飲んでも、はかばかしくなかったとのこと。
足腰が立たないということで、いくつかの病気が考えられるのですが、そのどれとも合致しないとのことで、病院でもMRIなどの精密検査を受けるのもひとつだとアドバイスをいただいたようです。
わたしがCareでお伺いさせていただいている方の紹介で、あんずちゃんも本日Careを受けてくれました。

わたしは獣医さんではないので、病名を出すことは差し控えますが、あんずちゃんのホームドクターさんがおっしゃるように、どの症例にしても首をかしげることが多く、病気の可能性は捨てられないものの、とりあえずCare目線から、アドバイスさせていただきました。

Careが終わった後しばらくしてから、体が軽いのを感じたのか、力が入りにくかった後肢の存在を思い出したのか、部屋の中をとことこ、とことこ歩き回っていました。
Careの前は方向転換でよろけて、尻もちをついてから前肢で方向を変えてやってきたのが、Careのあとは、後肢でふんばりながら、尻もちもつかず、何度も方向転換できるようになっていました。

でもわたしのCare目線からの診立てですと、長年蓄積されてきたものが強く、それがもし該当理由だとしたならば、飼主さんにちょっと頑張ってもらわないと、の状態。
歩けるようになる、と安請け合いすることはできませんし、確約はできません。
ただできるだけ現状を維持すること、進行性のものであったとしても、その進行を緩やかにすることに主眼をおいてのCareとなります。


あんずちゃんのQOLがせめて維持されることを祈っています。

久しぶりのGRT大会でした

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今日は、ガンドッグレトリーブトライアル(以後、GRT)の大会日。
去年の10月にノービスデビューして2席になったので、翌月のチャンピオンシップに出場して以来、半年ぶりの大会でした。
大会は先月もあったのですが、いろいろと重なり出られなかったので、今回が今年初のGRTの大会でした。

ひさしぶりだというのに、練習をしたのは3日前(笑)
というのも、今年はグランツの年とわたしが決めて訓練スケジュール組んでしまっているので、ユリウスたちの、大会にあわせて作り上げていく訓練時間が、グランツにかなり回されてしまっているのです。
訓練不足なので、パスすることも考えたのですが、それでも今回から上のクラスであるミドルクラスに上がる資格が得られたので、たまにはユリウスを自然の中で遊ばせてあげようと、エントリー決行。

練習も、今回わたしが集中して教えたのはふたつだけ。
「まっすぐに行け」ということと、「停まれ」ということ。
ガンドッグで大事なのは、とにかくまっすぐに走れるということ。
ダミーをさがすので、犬の気持ちは自分で行きたい、鼻を使っていきたいというところを、指示で、こちらが意図するところまで動かして、そこから新たな指示を出してダミーを回収させるということをしないといけないのです。
ふたつ以上のダミーがあるとき、どれから持ってくるのかなどの指定も、ジャッジから与えられるので、好き勝手なものを持ってきてはいけないので、自然の中、いろいろな誘惑のあるなか、いかに指示通りに動けるか、ということがガンドッグの面白いうところかなと思います。

だけれど前日まで「停まれ」が、ぴたっと決まらず、自分で探すということをしてしまったユリウス。
しかも指示していないものを持ってきてしまうことが重なり、本番はかなり厳しいな~というのが、正直な気持ちでした。




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だけれど蓋をあけてみたら、意外や意外。
まるでわたしの気持ちを読んだかのように、すぱっ、すぱっと動きが決まり、こちらの指示にも冷静かつ的確に反応してくれました。
半年以上、まともに練習していなかったのですが、想像以上の出来に、わたしのなかでは大満足でした。

でももっと、想像以上のサプライズがありました!




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なんとユリウス、ミドルクラス、初出場にして、優勝!
思ってもみなかったことで、まるでユリウスから粋な母の日のプレゼントをもらってしまったかのようでした(笑)




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真面目で、忠実で、うち犬中、仕事に訓練にと、いま最も頼りになる相棒犬ユリウス。
まだまだ彼の底力を引き出してやれるようにがんばっていきたいものです。


さて、しばらくガンドッグの大会もお休みに入ってしまいます。
今回優勝したことで大きなポイントをゲットできたので、さらに上のクラスアドバンストクラスにあがれるかもしれず、それも視野に入れた訓練をちょこっとずつやっていこうかな~、と考え中です。

日常に生かすこと

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久しぶりに、ラブラドゥードルのあづきちゃんのレッスンがありました。

ドッグランで、はじめての犬や多数の犬に囲まれて、ちょっとパニックになってしまったようだとのこと。
ちょうど、あっちゃんとは会ったことのない犬が我が家に滞在中でしたので、この仔と、おなじみのルシアを同伴してうかがいました。




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ラブラドールの女の仔、ナナちゃん。
ちょっと都合があり、様子を見ながら、我が家で長期預かりをさせていただいています。(事情をご存知の方、触れないでください・笑)
性格が明るく、べったり引っ付くほどの甘えん坊。
長期預かりということで、ほぼうち犬同様の扱い。
なもので、当然、仕事のお鉢が回ってきます(笑)


この仔は、犬にはさほど興味がない仔。しつこすぎず、でもはじめての環境でも空気のように普通に溶け込める、大きな度量をもっています。
動きは落ち着きないのですが、さらりとオトナなご挨拶ができるので、あっちゃん向きですね(笑)

あっちゃんは昔からお尻の臭いを嗅がれるのが苦手。
それを避けようとしても、多数の犬に囲まれていると、逃げても逃げても嗅がれてしまうので、それでパニックになった様子。
逃げれば追いかけられてしまうのは、犬の世界では当たり前のこと。
臭いを嗅ぐ、嗅がれるというのも、当たり前のこと。
苦手なのはわかるけれども、でもそれでOKというわけではないので、そこでこそ普段の訓練での「指示」が役に立ちます。
立ったまま待たせて、人の指示に従わせて、きちんとできたらほめる、というように、自信をつけていく方法もあります。
それでもだめならば、普段から拘束されることに馴れさせて、他の犬に匂いを嗅がせる時に、かるく拘束して動きを止めさせて臭いをかがせるということもできます。

いずれにしても、この仔は苦手だから、で終わりにするのではなく、できる方法をさがして、犬らしいコミュニケーションを犬同士がとれるようにしたいものですね。


ちなみにルシアは、相手がパピーだったりすると、そのまま嗅がせるときもありますが、はじめての犬の前に行くと、ほふく前進のようにして近づき、背中を向けて座り、相手が興味をもってくれたら、ふにゃっと崩れて座ったり、その場でおなかを出して「わたしは無力です」宣言をして嗅がせるということが多いです。
このルシアも最初は逃げて、逃げて、の犬でしたが、なんのタイミングから理解したのかわかりませんが、怖いなと思ったり、不安に思ったりすると、そこから、「アタシは無力」「アタシは無害です」の先にしてしまう犬になりました。
そして相手が離れると、そーっとその場を離れ、わたしのところへきて「アタシ、えらかった?」とほめてもらいに戻ってくるのです(笑)
先手必勝と向かって行ったり、逃走する可能性を思えば、この犬なりの友好的なシグナルととらえているので、かるく褒めて、その状態を維持させています。

犬なりに考えて、行った行動に、YESと伝えたりNOと伝えたりするのは、飼主さんの役割。
いま自分の犬が何を考え、どうしようとしているのかを先読みして、それに対して「YES」「NO」をはっきり示すことによって、犬が自信をもって行動できるようになります。
そういう意味では犬から目を離すということは、時として良い行動を強化するタイミングを逃す可能性もあり、同時に望ましくない行動を強化してしまう危険性もはらんでいます。

犬を見るということの大事さを、こういうときに感じますね。
ふだん訓練で使っているコマンド。日常のどの場面で生かせるのか、考えようによっては無限大!
犬の成長を止めるのも、さらに進化させていくのも、はたまたは後退させるのも飼主次第!
さて、皆さまはどうですか?(笑)



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パパのここが一番落ち着く~っ!

ストレッチ

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Careでお伺いのジャックラッセルテリアのこてつくん。

施術後の立位。
後肢の状態はいいのですが、前肢の位置がうーん……
このときは「マテ」の指示がかかっていますが、そのほか自然体でのこてつくんの立位を撮って比較してみても変わらず。
肩甲骨の角度の問題でもあるのですが、そこにきてストレッチをしても、肩周りが固い、固い!

こてつくんが自分の足はここまでしか伸ばせない、と思い込んでしまうと、やっかい。
「本当はここまで伸ばすことができるよ!」とストレッチしながら体に認識させていく作業を、できれば毎日少しでもいいのでストレッチを取り入れて行ってみてくださいね。

オスメス、それぞれ

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Careでお伺いのパピヨン家。
画像代表して、今日は、ラヴィくんとリリーちゃん。

こうやって見ると、すこしずつオトナっぽくなってきましたね。
オスはオスらしく、メスはメスらしく。

こちらでは5頭Careさせていただいているのですが、年齢層もそれぞれなので、触ったときの感覚がちがいます。
性格の出た体つきだったり、大きな意味では同じおうちの仔なので似通った張り方があったりと、特徴がみえてきます。

まだ1才にならないこちらの2頭。
オス、メスのちがいが骨格的にもはっきりと出始めてきました。
先月はまだそれほど感じなかった差が、今月ははっきり感じることができ、そこに成長を感じます。
画像で見ても、表情、立ち姿、骨の太さなどに、違いをみることができます。

こちらのお宅にお邪魔すると、お互いが犬バカ(笑)なので、話が止まらない、止まらない!
今日も、ごはんの話、ショーの世界の話、犬種の話と、いろいろおしゃべりして、わたしも楽しかったです♪

きれいな言葉

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相棒トイプーCocoの訓練日。

いつも使っている公園でのこと。
朝が早いので駐車場が空いてないのが常なのですが、今日はなぜか空いていまして。
なにも考えずに、すーっと入って入り口近くに停めて、Cocoとクレアで、いつも通り園内1周。
戻ってきたら、なにやらどやどやと人が。
子どもたちの野球の試合がトーナメント式であるのか、いろいろなチームがわらわらとやって来まして、駐車場があっという間にいっぱいに。
どこにも貸切とは書いていなかったのですが、来る車、来る車、なにか紙を見せているので、入り口に居たおじさんにうかがったら、どうやら貸切だったそうです(汗)

いつものように犬の散歩(面倒だったのでこういいました)で来たので、知らずに停めてしまいました~と謝って、外へ。
公園の外のスペースでちょこちょこと訓練していましたら、そこを駐車場に入るのを待っている車の中からこどもたちが、じーっと見学(笑)

なかには窓を開けて、「すごいですね~」「頭いいんですね~」という子どもも。
内容はともかく、なぜかリトルリーグのこどもたちって、比較的言葉がきれいな気がします。
監督さんや、多くの保護者の方、年上の人たちに囲まれ、人の目を意識すること、礼儀正しくすることを自然と教えられてきているせいなのかなと勝手に推察していますが、わりと周りをきちんと見る目も持っている子が多いように思います。
キャッチボールをしていても、わたしと犬が歩いているのを見つけると、すぐにやめて、「どうぞ」と道を譲ってくれたり。

まだ小学生中学年くらいだったと思うのですが、単純に「すげぇ!」とか、「やばくない?」とかそういう言葉ではなく、「すごいですね」という言葉。
きれいな言葉で話すこどもを見ると、ホッとします(笑)
それだけ耳触りの悪い言葉が氾濫しているってことなのでしょうが、朝から、きれいな言葉を耳にして、なんだかとても嬉しかった今日でした。

やっぱり言葉は大事ですね!

順番待ち♪

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Careでお伺いした、ミニシュナのクーくん、ラブラドールの兎月くん。
いつもは兎月くんのほうを先にCareするのですが、クーくんのほうが先に来て「オレからです」と、じーっと見てくるので、今日はクーくんから。
もともと人に触られるのが好きではないクーくんでしたが、Careをするようになってから、「なかなか気持ちいいもんだな」と思ったのでしょう、Careをさせてくれるようになりました。

兎月くん、ちょっとずつ迫ってきて、飼主さんの目を盗んで、わたしに「ボクは~?」とアピールては顎を載せたりして待っていました。




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ボクの番、まだかなぁ?

飼主の心、犬知らず

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当初、グランツのお里で訓練予定だったのですが、無くなってしまい(涙)、そのためにレッスン等の日にち変更をお願いしてしまった皆様には、申し訳ございません…。

なので同じ県内にいる、グランツの同胎兄弟をお持ちの方と急遽、訓練をご一緒することに♪




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片方がやっている間、片方は休止?(笑)
落ち着いて待つ、という練習です♪

性格は違うけれど、それぞれに悩み事は違ったりして、それをお互いに相談し合いながら、訓練。
こういうのが楽しい♪




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で。
本日から、グランツのHouseが変わりました(笑)
かねてから、Houseを大きくしなければ、と思っていたのですが、なかなか希望するものが入荷されず、ようやく今回ゲットです♪
いままではケージでしたが、頭はつく、四肢を投げだしたときに手のひらが返ってしまうなどでちょっと小さかったのですが、今回はちょっと重たいサークル仕様で。
95㎝の高さがありますが、グランツには越えられてしまう高さ。
でもちょっと部屋のなかで工夫したら、自然な天井ができる状態を発見。
無事設置完了です(笑)
GWをはさんでしまったので、まだドッグベッドが届かずベッドパッドだけですが、そのうちもうちょっといい状態になれる、予定(笑)


グランツHouseのケージは、クレアへ。(もともとクレアのHouseなのですが)
このところ一度寝た姿勢のまま長時間寝てしまいやすいクレア、バリケンネルタイプのHouseだと通気が若干悪くて蒸れやすくなってしまうので、ケージにしたいなと思っていたところだったので、いい機会なのでHouse換え。

ユリウスは、いままで使っていたクレアのバリケンネルHouseとなり、それぞれに広さを確保♪

でもバリケンネルHouseが好きなクレア、ちょっと目を離すとユリウスと入れ替わって寝ていることがあり、そのたびに入れ替え(笑)
犬のために、こっちのほうが…と思う飼主の心、犬知らず、の状態になっています(笑)
そのうちわかるようになってほしいものです。

QOLを考えたら

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Careでお伺いの、ゴールデンのナナちゃん。

だいぶ足が弱くなってきてしまったようで、トイレにいくのも介助が必要になってきた様子。
でも体を起こすのを手伝い、歩くのが軌道に乗ったらあとは自分でできるので、介助はそこまで。
できることは、ちょっと頑張らせてもやらせること。
なんでもかんでも手出ししてしまうと、ちょっと頑張れば出来ることも、犬のほうが「出来な~い」と丸投げしてしまい、結果として動ける時間が減っていってしまいます。
犬のQOLを考えたら、手伝った方が早くても、ちょっとそこはじっと我慢して、待つという余裕をもって関わりたいものですね。

ナナちゃんは、色々な意味でにらめっこしてきた経験が豊富の飼主さんなので、どこまで介助して、どこからは頑張らせるのかが、なかなか絶妙なタイミング(笑)
それだけちゃんと普段からナナちゃんと向かい合ってきたからこそ、ですね!




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アタシ、寝てるの!

……「だからカメラ向けないで!(怒)」と多分、言いたいんだろう(笑)

タイミングがすべて

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ラブラドゥードルのサリフくん。

同居Wanの柴犬リュウくんが大好きで、一緒にお散歩に出ると、「にーちゃん、にーちゃん」になってしまい、飼主さんの指示になかなか耳を傾けてくれないとのこと。
ご家族でばらばらに犬を持っても、リュウくんが前を歩けば、ぐいぐい引っ張り、反対にリュウくんが後ろを歩けば、後ろを見ながら歩いて前に進めず。
途中で違う道を行くと、サリフくんは「にーちゃん!」となり、自分の散歩どころではない状態。
そりゃ大変…(苦笑)




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と、いうことで、本日同居Wanのリュウくんもレッスンに急遽参加してもらい、どのタイミングで飼主さんの指示を伝えるのか、どのタイミングで「ちがうよ」と伝えるのかのお話しと実践。
リュウくんは怒ったり、逃げたり、向かって来たりすることなどなく、いたって平常(笑)
10年前は、リュウくんの訓練でお伺いしていましたが、そのときはそのときで奮闘していらした飼主さん。
リュウくんとは違う意味での奮闘されていますが、指示を出すタイミングの問題でしたので、そこを飼主さんがマスターできれば、一緒にお散歩しても、すぐにコントロール下におけるようになると思いますよ!

リュウくんにまわりを歩いてもらったり、前後左右に動いてもらったりしても、落ち着居てられるように練習。
最初はリュウくんについていこうとして動いてしまいましたが、それを「ちがうよ」と修正。
おとなしく座っているように見えても、隙あらば!の状態ならば、まだいい状態とはいえません。
画像のように、リラックスして、飼主さんのコントロール下にあるなかで、落ち着いて座っていられたら、それが「Good」の状態。
ただ座っていればいいという問題ではありません。
伝えたいのは座っていなさいということではなく、飼主さんの許可があってはじめて、相手のところへ行けるんだということ。
「OK」と伝えるのも、「NO」と伝えるのも、すべてタイミング。
チェックの強さ云々ではなく、タイミング。
それは飼主さんが体得していかなければいけない部分なので、がんばってくださいね♪



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今度は逆!
サリフくんがリュウくんの周りをうろうろ。
自分の方が動いているときのほうが自由度があがるので、相手のところへ向かっていきやすいもの。そのなかでも飼主さんの指示に従って動けるように練習です。
この画像のときは、カメラ目線をくれちゃいましたが、ちゃんと飼主さんのほうを見て歩けていましたよ!


大好きな兄ちゃんと一緒で、終始にこにこ笑顔だったサリフくん。
でも1番大好きなのは飼主さん、2番目以降に兄ちゃん、となれるようにしないとね!


で。
レッスンのあとは、シロシロ~ずで、お遊び♪


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まだ、パピーらしい仕草です(笑)
現在11kg弱のサリフくん。でっかく見えても、意外と体重は軽いのです(笑)
ルシアは現在14.8kg。
サイズ的にもちょうどいいお相手です。



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一緒に遊んで、という意味では多分3回目。
だいぶお互いに慣れて、遠慮のない遊びになっていました。
途中興奮したサリフくんがルシアにマウンティングしかけましたが、そこは人が「No」。
ルシアもぺたんと座って、態度で「No」。
遊びの中にも礼儀あり。
ある意味では、オイタがゆるされるパピーの時期に、たくさん学習していかないとね、サリフくん♪



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我が家の保父さんことユリウスに倣い、保母さん見習い犬のルシア。
でも、なんだか本犬もまんざらでもなさそうな笑顔で遊んでいました。
精神年齢が幼いせいかも?(笑)

プロフィール

Clea

Author:Clea
【Julius】
LR・♂
13才8ヵ月
幼顔になりつつあります


【Lucia】
ES・♀
11才3ヵ月
年齢不詳の美犬になります


【Glanz】
GSD・♂
8才3ヵ月
オレの苦手な季節がきた……


【Sirius】
LR・♂
5才7ヵ月
少し肥えられたんだ


【Felice】
LR・♀️
5才7ヵ月
犬教育は任せて


【Alice】
LR・♀
5才7ヵ月
礼儀作法には五月蝿いわよ


【Sophia】
GSD・♀
3才8ヵ月
ゆっくり成長タイプなんだ


【琥珀】
Cat・♂
推定12才
呼びの聞く猫なんだ


**お空へ**
【Mimosa】
Cat・♀
2007年8月15日生と推定。
2017年5月17日永眠
猫っぽくない猫でした。
9才9ヵ月でお空へ旅立ちました。

【Clea】
GSD・♀
2003年7月22日生
2018年4月13日永眠
初代相棒犬、14才9ヵ月大往生でした。

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