2014/04/13
昨日のCLEA会から一転。
本日は、はるばる岐阜でのフィールドトライアルの大会にやってきました。
今回は3年ぶりにルシアが出陳です。
3年前に、フィールドにおいてちょっとした事故が直接原因となって、長らくフィールドトライアルの大会に出せない状況になってしまったルシア。
その間、頭と体はTrainingを、心はリハビリを続けて3年。
ようやく再び、大会に出せるようになりました。
レベルとして出せるようになったというわけでも、大会に出す許可が下りていなかったというわけでもなく、「そろそろチェックを兼ねて出してみよう」とわたしが思えたから出したというものなのですけれど(笑)
それまででも、猟の大先生や繁殖家の先生方からは「出してみたらどうか」という打診はあったのですけれどね。

*ゼッケンはわたしがつけて出ています、あしからず(笑)
猟犬大会は、1歳半未満までの幼犬クラス、3歳未満までの若犬クラス、3歳以上の成犬クラス、そして大きい大会のときだけは、チャンピオンクラスというものがあります。
ルシアは3才10か月ですので、成犬クラスでの出走となります。
成犬クラスのなかでは3才は若犬からあがってきたばかりの犬ですから、まだまだひよっこ。
百戦錬磨の先輩猟犬の厚い壁に跳ね返されてしまうこと多々(笑)
若犬上がりの仔たちは若さとスタミナを武器に挑戦あるのみです(爆)
今回ルシアは、わたしがある目標を掲げて、それを達成することだけを考えて、出陳までの時間や力配分を考えて、ピークが出陳時に持ってこられるように調整してきたのですが、予測しなかったアクシデント発生!
当初はわたしは10組目の出走で、午後2番目でした。
ですが、午前最後の8組目出走のハンドラーの車のタイヤがパンクしてしまい、急遽わたしとチェンジ。
それを聞いたときが7組目が始まるとき。
予定より早まり、ルシアの気持ちのピークをどう持っていくか、頭フル回転!
予定していた段階を全部崩して、車からその会場となる場まで歩いていくのですが、そのわずか50m足らずのなかで調整することに! うまくいくかな~、どうかなぁと思いながら、リードワークと言葉がけとボディタッチで調整。
ラッキーなことに、テンションはふつうのまま、冷静さとモチベーションがぐっと急上昇し、ピーク調整大成功!
笛の合図とともに、ルシアがはじかれたようにフィールドに走り出た瞬間は、おもわず「よっしゃ!」と内心、叫んでしまいました(笑)
目標としていたことはふたつ。
そのどちらも、今回無事に達成でき、満足感でいっぱいでした。
ジャッジからも「この犬はまだ、もっと良くなるね」とあたたかい言葉をいただき、大先生からも「デビュー戦でここまでできたら上出来だ」と(珍しく)ほめてもらえました。
ハンドラーもまだ未熟でルシアに混乱させてしまうこと多々ですが、ひよっこハンドラー、ひよっこ猟犬、これからも、一緒に頑張っていこうね!
大会終了後。

キジをみつけて、ポイント。
競技中は、キジに当たれなかたのに、大会終了後で当たっちゃうなんて~(笑)

大会で、なぜか見物客を多く集めてしまった、うちの他の3頭。
猟犬を持っている方から見ると、シェパードと猟犬の訓練の作り方や時間が真逆ととらえているようで、よくこのタイプの違う犬種たちを使いこなせるもんだね、と笑われてしまいました。
伝えたいことは、いつのときも、どんな犬種であっても同じ。変わりません。
わたしにとっては猟犬もIPOも「犬の訓練」という大きな一括りの中のひとつでしかないのですけれどね。
どちらも楽しい。
どちらも悩む。
でもどちらも、わたしには欠かせないんです。