2012/11/03

本日の訓練Wan、ミックスのジンジャーちゃん。
脚側がぐーっとレベルアップ。
おもわず「おお~っ」と拍手しちゃいましたよ(笑)
お姉ちゃんの歩き方も、背筋ぴーん、さっさっさっとカッコよかったですよ。
12月にCD1の試験を受けるというのを目標にただいま特訓頑張り中。
それぞれのレベルで、みんな頑張っているのをみると、ここまできたら余力を持って受からせてやりたいなぁ~って思ってしまいます。
試験ですから、点数も付きますし、合否もあります。
同じ「スワレ」でも、競技としての「スワレ」と普段なら許される「スワレ」は違ってきます。
正確に、確実に、美しく! 競技や試験である以上、そういったことが求められるのは事実。
ですからどうしても「スワレが遅かった」「コーナーをきちんと曲がりきれなかった」などということもあります。
そういったことを練習していき、より競技として、試験として通じる作業をすること。それがしつけレベルのものとは違ってきてしまいます。
でも厳しくしろ、ビシビシやれ、ということではありません。
わたしは個人的には、合格・不合格よりも、点数が良かった、悪かったということではなく、それよりももっと大事なことは、そこに至るまでの過程だと思っています。
この子に、わたしがしてほしいと思うこと、どうやったら伝えられるかな?
きちんとできたとき、どうやってほめたら、この子はもっと喜んで、嬉々とやってくれるかな?
こういうときによそ見をするというのはどういうことかな? なにが足りないのかな?
どこでつまづいて、わからなくなっているのかな?
楽しんでいるかな?
そういうふうに、自分のわんことコミュニケーション取りながら築き上げていく過程が、わたしはなによりも大事で、悩むこともあるかもしれないけれど楽しいことだと思うのです。
訓練するその時間は、その子とだけの時間。
犬だって、自分に100%集中してもらえる時間を感じることができるのですから。
わたしはその楽しさ、悩む苦しさも、でもその悩み苦しむ時間を楽しむことも、わたしなりに感じてきています。
そして「わたしは、この子たちと訓練できて、なんてHappyなんだろう!」って思うのです。
その醍醐味が、少しでも伝わったらうれしいなぁ、わんことの生活でこういう楽しみ方もあるんですよと伝えられたらうれしいなぁと思ってしまいます。
ジンジャーちゃんだって、最初は競技会なんて…ってきっと飼主さんも思っていたと思うのです。
もしかしたら、絶対無理って思っていたかもしれないのです。
とっても怖がりで、長いこと家族以外に心開けない子だったのですから…。
だけれどもトレーニングを通じて、人と一緒になにかすることの面白さを知り、長じて、いろいろなことを克服することを覚え、ここまで来ています。
その過程を見てきているわたしからみたら、「飼主さんも、ジンちゃんもみんな頑張っているなぁ!」ってうれしくなってしまいます。
びびりんぼのジンちゃんですが、新しい科目だってこの通り。
人と一緒になにかをする楽しさを覚えたら、いろいろなことに挑戦できるようになります。
どの子も、それぞれのペースで、楽しく頑張れたら、それでわたしのなかでは「合格♪」。
でも現実は、シビアに点数つく世界なので、わたしも手抜きせず、きっちりと、でも楽しく、頑張らせていただきますよっ!