2008/03/31
心を読む犬
シェパちゃんのレッスンでのこと。今回も前回同様、お子さまふたりも参加してくださいました。
お邪魔虫のクレア&ユリウスも同伴させていただき、近くの広い公園で練習。
お子さまがリードを持っても、きちんと一緒に歩けること。
これが今日の課題です。
最初こそは「いやだ、いやだ」と言っていたシェパちゃん。
お姉ちゃんのときには、ちょっと道草。
お兄ちゃんのときには、とびついたり、遊びに誘って噛もうとしたり。
お母さまのときには、観念して歩いたり…。
でも黙々と3人に歩いていただいたとき、3巡目からシェパちゃんに変化。
あれほど飛びついたりしていたお兄ちゃんにも飛びつかず、歩調をあわせて歩くようになりました。
途中、スワレを入れてみたり、コーナーを曲がってみたり、他のWanを通過させてみたりしましたが、それでもきちんと歩いていましたね。
3巡目ともなったとき、リードを持つ方々の気持ちが変わったというのが一番大きな要因。
それまでは「あっちにいきたいな~」「あの犬と早く遊びたいな~」と気持ちがシェパちゃんから離れたところにありながらのリーダーウォークでしたので、シェパちゃんもそれを感じとって、道草したり、遊びに誘ったりと真面目に歩かなかったののですが、途中から、「やるぞ!」と気持ちが切り替わったのを感じて、ちゃんと歩けるようになったのでしょう。
それだけ犬は、飼主の言葉にではなく、心を読み、動く動物なのです。
飼主の心がいまどこにあるのか、なににあるのかを機敏に察知してしまうのです。
ここでは、シェパちゃんは、自分に気持ちがないのを知って、好き勝手に動いてしまいましたが、ひとたびリードを持った人の気持ちが自分に向かうや、ぴしっとした歩きをみせてくれました。
今回はそれがよく分かったのではないでしょうか?
そのことを忘れずに、普段も歩いてみてくださいね。

レッスン終了後、クレアはお嬢さまにたくさん遊んでいただきました。
シェパちゃんはお母さまと遊んでいたのですが、楽しそうな様子に、じーっと見つめていました。
お姉ちゃんを取っちゃってごめんね!