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心を読む犬

シェパちゃんのレッスンでのこと。

今回も前回同様、お子さまふたりも参加してくださいました。
お邪魔虫のクレア&ユリウスも同伴させていただき、近くの広い公園で練習。

お子さまがリードを持っても、きちんと一緒に歩けること。
これが今日の課題です。

最初こそは「いやだ、いやだ」と言っていたシェパちゃん。
お姉ちゃんのときには、ちょっと道草。
お兄ちゃんのときには、とびついたり、遊びに誘って噛もうとしたり。
お母さまのときには、観念して歩いたり…。
でも黙々と3人に歩いていただいたとき、3巡目からシェパちゃんに変化。
あれほど飛びついたりしていたお兄ちゃんにも飛びつかず、歩調をあわせて歩くようになりました。

途中、スワレを入れてみたり、コーナーを曲がってみたり、他のWanを通過させてみたりしましたが、それでもきちんと歩いていましたね。

3巡目ともなったとき、リードを持つ方々の気持ちが変わったというのが一番大きな要因。
それまでは「あっちにいきたいな~」「あの犬と早く遊びたいな~」と気持ちがシェパちゃんから離れたところにありながらのリーダーウォークでしたので、シェパちゃんもそれを感じとって、道草したり、遊びに誘ったりと真面目に歩かなかったののですが、途中から、「やるぞ!」と気持ちが切り替わったのを感じて、ちゃんと歩けるようになったのでしょう。

それだけ犬は、飼主の言葉にではなく、心を読み、動く動物なのです。
飼主の心がいまどこにあるのか、なににあるのかを機敏に察知してしまうのです。
ここでは、シェパちゃんは、自分に気持ちがないのを知って、好き勝手に動いてしまいましたが、ひとたびリードを持った人の気持ちが自分に向かうや、ぴしっとした歩きをみせてくれました。

今回はそれがよく分かったのではないでしょうか?
そのことを忘れずに、普段も歩いてみてくださいね。



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レッスン終了後、クレアはお嬢さまにたくさん遊んでいただきました。
シェパちゃんはお母さまと遊んでいたのですが、楽しそうな様子に、じーっと見つめていました。
お姉ちゃんを取っちゃってごめんね!

寒い犬

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小雨降る日でした。
そんななか、隙間を縫って、ただいまおパーソンちゃんのお散歩中です。

寒さででしょうか。
いつもは満面に「たのし~♪」の文字を貼り付けているかのようなパーソンちゃん、彼女の表情がとても硬かったです。

走れ!
そうすれば暖かくなる!!(と思います…)

本日のグループレッスン

気持ちよく晴れた日でした。

午前中はグループレッスン。
今日は


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左から
Aコッカーちゃん・ミニブルちゃん・ゴールデンちゃん・(おまけの)ユリウス・バーニーくん、ボーダーコリーくん。

ユリウスは途中カラーを割ってしまい、ゴールデンちゃんのところのお兄ちゃんに抱っこしてもらっちゃいました。重いのに、ありがとうね!
土曜日はお子さま連れで参加してくださる方も多いので、子どもに慣れるいい練習ができます。ありがとうございます。

グループレッスン初参加のバーニーくん。
大きな体だけれど、まだ気持ちはちびっこ。そのギャップが可愛らしい(笑)

子どもたちに犬の周りを走ってもらったり、騒いでもらったり、なでてもらったり、そのなかでハイパーなWanたちが落ち着いて待っていられる練習をしました。

いろいろなことがありますから、いろいろなことに慣れさせ、経験させることが大事。
今日もお疲れ様でした!

予防、予防

月に1度の勉強会の日。
前回は自分が担当だったので、ちょっとばかり緊張していましたが、今回は獣医さんのレクチャーでしたので、気楽に(?)参加。

お題は「予防医学」。
文字通りですが、病気にならないために、そしてなっても早期発見で治療が長引かないようにするために、また再発を防止するために、必要なこと、大事なことをうかがいました。

ひとくちに予防といってもむずかしいですよね。
人間だって、病気になって初めて「あのとき、こうしていればよかった」とか、「人間ドックを早くやっていれば」となることだってあるのですから。

いかに予防というのが、常日頃、気にかけていなければできないことなのかということを感じました。
それは当然、しつけにだって同じことが言えます。

悪くなってから「どうしよう」ではなく、そうなるまえに、そうなりそうなときに「予防」すること。
悪くなってから直すよりも、なる前、なりそうなときに対処することで、格段に早くその芽を摘むことができますし、時間もかかりません。

「こんなはずじゃなかった」になるために、Wanちゃんと一緒に生活しているわけではないのでしょうし!

なんでも「予防」
それが大事ですよね!

Comeは必須!

ゴールデンちゃんのレッスンには、春休み中のRくんも参加してくれました。
家では、呼べば来るゴールデンちゃんが、外ではなかなか来てくれません。それでもねばって、ねばって、なんとかゴールデンちゃんにあきらめさせてコマンドの通り、来させることができました。
何度かギブアップしそうになっていたけれど、よく耐えて頑張りました!(笑)
ねばりでは、ボクのほうが上だぞ、とゴールデンちゃんにきちんと伝えられるように、次回のレッスンまで頑張ってみてね!

このWanの目下の課題は「呼び戻し」。
どんな状況下でも、戻ってくることが出来るようになること、これが課題です。

家では来るけど…では、できることになりません。
おやつがあれば…でも、理解しているとはいえないのです。

リードがはずれた、Wanが逃げたなどの緊急時であっても「Come!」のコマンドが入っているだけで、どれだけ命を助けられるかわかりません。
SitよりもDownよりも、まずはCome!
それが一番大事ですね!


ちょうどこの日、ボーダーくんの朝のお散歩を頼まれていました。
ボーダーくんの飼主さん、朝いちで、ゴールデンちゃんのレッスンがあるのをご存知でしたので、「ゴールデンちゃんと遊ばせてやってください♪」とのことで、ゴールデンちゃんのレッスン終了後、2頭でバトルごっこ。



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いまよりもずっとパピーだったころから、ちょくちょく会わせ、遊ばせていたので、いまでも仲良しコンビです。
パピーのころからのともだちはやっぱり特別ですね!

柴兄妹

今日は、本当にひさしぶりに、柴兄妹のお散歩代行で、行ってまいりました。
どこへ行こうかなと思いつつ、歩くにも遊ばせるにもちょうどいい総合公園へいくことにしました。
桜のつぼみもほころび、ウキウキするような公園のなかを歩くのは、とても気持ちがいいものです。
そんななか、柴くん、柴ちゃんとお散歩してきました。

途中、「うちにも黒柴を飼っているんです」と言って、声をかけてくれたお子さんたちがいらっしゃいました。
嬉しくなりすぎてハイパーになってしまう兄柴。
ちょっと次の行動が読みにくい妹柴。
どちらも撫でさせてください、と頼まれてもいっしゅん、迷う2頭。
兄柴にスワレマテをさせ、お子さんたちには頭からではなく胸などをそっと、ゆっくり撫でてやってねと声をかけて、撫でてもらいました。
それでも兄柴、「ウキャキャ♪」と嬉しさのあまり、クルクル回り。
でもお子さん達は満足したらしく、「ありがとうございました」と言って、離れて行きました。

うーん、兄柴くん。
きみはおとなしくなでられる練習が必要だよ(笑)

妹柴は、「それどころじゃない!」とばかりに、ハトに釘付けとなっていました。
あなたは、ハトを無視する練習だ…。

時々人がいないスペースで、5mロングリードに切り替えて、遊ばせ、また歩き、のお散歩。
1時間強のお散歩でした。



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また一緒にお散歩しましょうね!



【お断り】
原則的に、ドッグサポートクレアのお散歩代行などのシッティングは、生徒Wanに限ります。
シッティングのみのご利用は基本的には受け付けておりません。
あしからずご了承くださいませ。

こどもとWan

小学校は今日で学校が終わり、明日から春休みなのですね。
今日で終わり、ということで、やる気満々のお嬢さまがシェパちゃんのレッスンに参加してくださいました。
シェパちゃんはちょうど6ヶ月令。体も大きくなり、力も強くなったけれど、でもまだ中身はお子様。
力加減も下手くそですし(笑)、なによりも「わたし! わたし!」の主張もします。
それがこうじて、力の弱い人間のこどもに対しても攻撃的であってはなりませんから、この時期にしっかりお勉強していただかないとね!
それにはまず、お嬢さまたちが扱い慣れたほうが早いので、今日はお嬢さまたちへのレクチャーがほとんどとなりました。
でも、なかなか上手なお嬢さま(笑)
指示の出し方も、もしかしたらお母さまよりもお上手かもしれませんよ! お母さま、負けてはいられません(笑)




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素直にストレートに、ダメなときには、「それはダメ!」と言える強さと早さ(!)。
今度はそこに褒める、ということを忘れずにね。
褒め方、撫で方で、犬を興奮させるだけなのか、褒められたと理解できるものかが変わります。
だけれど、かならずお父さま、お母さまと一緒のときに、ですよ。フォローが必要なときもありますから、お母さま方も、決してお子さんと犬とだけであそばせる、という時間はまだ作らないで、かならずそばで見ていてくださいね。
犬もまだお子様なのですから、いつなんどき、悪戯が高じるかわかりませんので、要注意です。


このあと、お嬢さま方に、当方の犬(クレア&ユリウス)、たくさん遊んでいただいちゃいました。
どうもありがとう!
また今度、遊んでやってくださいね!

歌う犬

ふと思い出してしまいました。
ある生徒Wanの飼主さんからうかがった笑えるお話し。

そこのWanは、夕方のチャイムに反応して、いつでもどこでもそのメロディが流れると歌いだしてしまうというのです。
ある日、お散歩中にそのメロディが流れ、どこでも歌う、のですから、このときも例外なく、とっても気持ちよさそうに、悦に入りながら歌っていましたら、ちょうどそこが河川敷。
河川敷には当然、川があって、川にはきまって鳥がおります。カモだったかと記憶しますが、当方、おかしくて声がでなくなるくらい笑いすぎて、……鳥の名前を忘れました。(ごめんね)

気持ちよく歌っていたところを、その鳥に「ケーッケッケッケ!」と大笑いされてしまい、それ以来ぴたりと歌うのをやめてしまったとのこと。

Wanなりに傷ついてしまったようです。
でも鳥に笑われて、歌うのをやめるような、そんな繊細さをもちあわせている仔とは、(もうしわけないのだけど)思えず、そのギャップにとても笑ってしまいました。
本当にその生徒Wanには失礼なほど、とってもおもいきり笑ってしまいました。ごめんね。


そういえば、クレアも救急車のサイレンにだけは反応します。
いつでもどこでも反応します。口先をすぼめて、恍惚の表情で、遠吠えします。
昔は、姪の歌声にあわせて、一緒に遠吠えしていたのですけれど、最近は姪とは歌わなくなってしまいましたね。もっぱらサイレンの音だけに反応です。

みなさまのWanは、歌うWanですか?

初顔…

汗ばむくらいの陽気のなか、午前は、3件お仕事がぎゅうぎゅう(笑)
トイプーちゃんからはじまり、ダックスくん、ミニブルちゃんが午前のWanちゃん。
ダックスくんとミニブルちゃんは、お互いにグループレッスンでも顔をあわせていましたので、お互いおっかなびっくりながらもご挨拶。
双方ともに、Wanがちょっと苦手。

でも双方にとって初めて顔を合わせるWan、当方の新入り犬に気を取られて、さらりとかわしていました(笑)



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左から、ダックスくん、ミニブルちゃん、…そしてまぬけ面さらしている新入り(笑)。

それには何の意味が…?

お預かりしていたトイプーくんの話です。

甘えん坊なトイプーくん。
人の気配をかんじると、「くぅん、くぅん」と鳴くのですが、お預かりの回数を重ねていくうちに、鳴いてもムダだと感じたのでしょうか、今回は一度も鳴かずにおとなしくしていました。
ですが、それでも一度わたしに叱られるハメに。

トイレシートを丁寧に半分に折って、空いた方のスペースに粗相。
わざとやりました…。
しゃ~っとやっている現場にたまたま遭遇し、「こらぁ!!」

ぴきーんと硬直のトイプーくん。
その後一切やらなくなりました(笑)

早く出せ! と言っていたのでしょうか。
当方の犬たちをトイレ出ししていたときでしたので、自分だけそっちのけと感じたのかもしれません。
もしかしたら当方の新入りのラブに、「年下のクセに!」と自己主張したのかもしれません。
理由はどうあれ、してはいけないことをした、という点で、叱責。
その後トイレシートを畳まずにちゃんとやるようになりましたが、犬の行動というのは、時に思ってもみないことをしでかしますね(笑)。

このあと、広場で走り回ったあと、お帰りでした。

大事なこと

まだお子さんたちをカプカプしてしまうというコーギーパピー。
今日は祝日ということで、おうちにいらしたお子さんおふたりも交えてのレッスンとなりました。

Wanにごろんをさせたり、さわる練習、リラックスポジション、スワレ、フセ、マテ、コイなどを織り交ぜながら、家の中でレッスンをしました。

コイの練習はよくしていたというのですが、単調になってお子さんの方が飽きてしまったというので、そこにヴァリエーションを加えての呼び戻し練習をされてはいかがですか、とアドヴァイスさせていただきました。

コイ、で来ることも大事。
だけれどいちばんは、やはり人のコマンドに耳傾ける素直さだと思います。
どうすれば、素直に耳傾けるようになるか、こちらはどう動けばいいのか、頭の柔軟体操と思って、いろいろ考えて見てくださいね!
それをご家族で話し合われるのも、いいかもしれませんよ!




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リラックスポジション中のコーギーくんとお子さまたち。
ボクはこのあと、Wanが重くて足が痛いって言っていました(笑)
10キロ相当の脱力したWanが乗っているのですから、そうですよね!

フセって??

どんより曇り空のした、ジャックちゃんのレッスンがありました。

歩いていても、突如座り込み、歩くのを拒否したり、呼び戻しでなかなか戻らなかったりと、トレーニングしがいのあるWan(笑)
自分のペースを意固地に守りたがるジャックちゃんですが、それをガツンとやっても、さらに意固地になるだけ、のタイプ。
飼主さんにはちょっと大変かもしれませんが、じっくり腰据えて「踏ん張っていたかったら踏ん張っていなさい。わたしは譲らないよ」という姿勢を見せ続け、示し続けて、Wanに、諦めた方が得だと思えるようにしていきましょうね。

どうしても叱りっぱなしになってしまう状況が多いのですが、どこかに隙はあるもの。
その隙をみつけて、Wanに自信をつけさせ、褒められ、認められるというプラス面を注いであげてくださいね。
そうしないと「どうせ言うこときいてもね…」となってしまいますから。

フセを断固拒否、のWanですが、今日やった方法で、家でフセを教えてみてくださいね。
このおうちには3頭のWanがいて、3頭ともみたのですが、全員、フセの教え方が違います。
1頭目は、単にフセを知らなかったWanでしたので、トリーツで誘導して、簡単に覚えられました。
2頭目は、従いたくないからやらない、やらせようとすると牙をむくということがありましたので、40分にらみ合い(笑)して、根負けしてフセをさせ、あきらめさせて、指導。トリーツも受け入れるようになりました。
3頭目の、このジャックちゃん、この仔はフセをする意味が理解できていないうえに、自分のペースを意地でも守るので、上記の2頭のやりかたではないやり方で指導。

でもベースは楽しく! ですからね!
こっちも意地にならないように、ね。
次回お会いしたとき、どこまでできるようになっているか、楽しみです!

ぶれない信念

今日レッスンのWanのなかに、ちょっと独占欲、闘争心の強いWanがいました。
それはもっぱら、そのおうちの二人のお子さんに向けられ、唸ったり咬んだりということがありました。
お散歩に一緒に行きたいのに、Wanがなかなか一緒に歩かせてくれなかったりすることが重なり、「面倒みるのヤダ」となってしまうこともあったそうです。
こと、大型犬だけに、咬む力も強く、おとなでも唸られた引いてしまいそうになりますから、お子さんはなおさらだったことでしょう。
さいわいなことに、それでも「どうやったらいいのか聞いといて?」とわたしに質問をお母さまに預けてくれるほど、前向きにWanとの関係作りを考えているお子さんたちなので、いい関係が作れるよう、精一杯お手伝いしますね!

でも、やはり一番は、「それはやってはいけない!」ときちんと伝えること。
人によっては、なかなかうまく伝えられない方もいるでしょうし、ひるんでしまう方もいるでしょう。
Wanによっては、なかなか理解できない仔もいるでしょうし、反抗する仔もいるでしょう。

それでも、いけないことはいけないと、伝えなければ改善されません。
Wanもまた、そのことを受け入れなければ、安住の地、リーダーがいるということの安心を手に入れられないのだと悟らなければいけません。

そのためには、飼主さんが、心をしっかり強く持つこと。
ぶれないこと、ですね!
ファイトですよ!




上記のWanとは関係ありませんが、今日はフラットちゃんの訓練もありましたので、そのひとコマ。
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訓練が終わったあと、飼主さんご夫婦と遊ぶフラット2頭。
なんだかほほえましくて、おもわず隠し撮りです(笑)

マテは得意になりつつある?

飼主さんが離れても、隠れても、落ち着いて待っていられること。

それを今度は違う場所で試してみました。
結果、ちょっと動いてしまったりすることはありましたが、以前のように吠えたりすることもなく、だいぶ落ち着いて待っていられるようになりました。




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今度はいろいろな人がいるところ、犬がいるところでも練習してみましょうね!

このWanの課題のひとつに「前足やマズルに触れると牙をむく」というものがありますが、くせになっているところも…。
それを感じるのが、「お手」というコマンドを聞くと、まず牙をむいて、それから手を乗せてくるのです。
ところが違うコマンド「Hand」というと、「あれ?」という顔をしてきょとんとした顔に、そのとき前足をさりげなく触ると大丈夫だったことも。
「お手=前足を触られる」、というふうに頭の中でくっついてしまっているのでしょうね。
それまでの理解を、いったん反古にしてから、もとに戻していく……それを現在実行中です。

がんばろうね!

誤食

犬話題ではないのですが、先日わたしのところの猫が誤食しました。
誤食とは書いて字のとおり、誤って食べてしまうこと、です。

人の食べ物や、その他諸々に手出ししない上品な猫もいるようですが、当方のところの猫はとても卑しい…。
もとは病院へ連れ込まれた、棄てられ猫。
それを保護して、今に至るのですが、これがなんでも食べる、食べる…。
食べ物をえり好みせず、好き嫌いなく食べるのはいいことですが、問題はそれが食べ物でないものも含まれる、ということです。

それが先日、実家に連れ帰ったとき、実家の母の化粧用パフを食べたのです。
そのときは食べたことに気付かず、ただ様子がおかしい、いつもと違うということだけだったのですが、食後にやはり吐き気をもよおしているような、そんな様子でしたので、食塩水を飲ませましたら、パフを吐き出しました。

念のため獣医に連れて行きましたが、だいじょうぶとのことでした。
普段から猫の様子をみていたからこそ、とれた対処と言っていただけました。
犬でも猫でも、人の子でも、普段から何気なくでも、ちゃんと見ておくこと、その大切さを感じました。

犬や猫が誤食して、まずできること。
それは、家庭にあるものでならば、食塩水を飲ませて、吐かせるというもの。
さいわいクレアにはやったことはないのですが、猫にやるとは思いませんでした。
でも根が卑しいミモ(当方の猫の名)、どんなに気をつけていても、すきあらば、またやることでしょう。

どんな場合であれ、「もし誤食したら…」「もし事故にあったら…」と常に状況を考え、その対処のとり方を考えておくことは、飼主さん自身の心の準備にもつながり、ひいては愛犬、愛猫のいのちを救うことになるのだなということを痛感しました。

これを機に、みなさまもぜひ、考えて見てくださいね!

雨の日は…

今日は雨でしたね。
すべての仕事が見合わせとなり、クレア、ユリウス、ミモとのんびり過ごしていました。

クレアには新しいトリックを教えて遊ばせていましたが、まだまだ完成には程遠い。でもその過程がまた楽しいので、ゆっくり焦らず教えています。いずれ皆様に披露できるといいのですけど!(笑)

ユリウスには、まだまだお子様ですので、当然基本マナーです。ハウスやレトリーブです。レトリーブはとくに教えなくても持ってくる子でしたが、ハウスはまだまだ遊びたい盛りですので、コマンドで飛び込む、ということはできません。そのうち見事なる飛び込みができるようになろうね!(笑)

ミモには先日友人にプレゼントされた、猫用玩具で遊んでやりました。
でも犬化しているこの猫は、10分もすると飽きて、ユリウスと遊びたがります。
いまのところ、ミモとユリウスは互角にたたかって遊んでいます。
でも力が強くなってきたユリウスに、ミモのちょっと手厳しい警告が飛ぶことも。そうやって遊びを覚えて行ってください。

そのあいだクレアはどうしているのかというと、高みの見物です。
まだパピーと遊ぶ気にはならないらしいクレア、ミモに教育を任せて自分は寝てしまいます。近寄られると「うるさい」と一喝。
それぞれの関係の面白さです。
雨の日なりに、犬たちをみて楽しませていただいた日でした。

グループレッスン

今日は平日のグループレッスン日。
今回は、たくさんのWanが参加してくれました!



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左から、ゴールデンちゃん、ミニブルちゃん、チワワくん、日本スピッツくん、柴くん、ボーダーくん、姉フラットちゃん、妹フラットちゃんです。

遊ぶのは大好きだけど、コマンドが入ると、「ちょっと苦手~」となってしまうゴールデンちゃん。
Wanに興味はあるけど、接し方下手で突進してしまうところのあるミニブルちゃん。
負けん気が強く、怯まないけど、怖いと逆に吠え掛かってしまうチワワくん。
ゆっくりゆっくり、コマンドを覚え、理解するマイペースなスピッツくん。
真面目、朴訥、でも怖いと抱っこ…となる柴くん。
人もWanもなんでも「Come on!」のお祭騒ぎ大好き、ボーダーくん。
飼主いわく、頭にお花の咲いている、おっとり姉フラットちゃん。
フラットの代名詞を一身に受け持つハイパー、パワフル妹フラットちゃん。

そんな個性あふれるWanたちがそろえば、まぁとても充実したレッスンになるわけです。
対Wanの課題が共通事項でしたので、Wan同士がぶつかりそうなくらい近いところで歩く練習をしたり、目の前、後を通られてもマテの練習をしたり、スマートにすれ違う練習などを重点的におこないました。
休憩のあとは、トンネルを使っての呼び戻し。

アジリティなどにも使われるトンネルをみようみまねではありますが、長さ6mのトンネルを不器用ながら作ってみました(笑)
楽しそうに走りぬけてくれるWanたちに、作ってよかったなぁ~と思わせてくれて、感謝です。
次は何をつくろうかしら??

こういった道具を使うと人も楽しいし、人がたのしければ、犬も楽しくなります。
テンションもあがります。
でも、そんななかでもコマンドに従う練習、です。
遊ぶの大好き族が、途中で大騒ぎでしたけどね。

また機会があればぜひ、こういったものを使いながらやっていきましょうね!

得意♪

競技会クラスのフラットちゃんの訓練がありました。

姉フラットとはタイプがまったく違う、妹フラット。
当然、褒め方や修正の仕方が変わってきます。
気の多い妹フラットを集中させ続けるのは、ちょっと苦労するかもしれませんが、反応のよさは大事にしたいところ。

常にハイテンション状態の妹フラットちゃん。
褒め方もオーバーだと、逆に何がなんだかわからなくなってしまうので、短く、軽く、です。
姉フラットはマイペースさんでしたので、普通に撫でたくらいでは褒められたとわかりませんので、少しオーバー気味に褒めていましたが、タイプによってはそれが逆効果になるケースもあります。まさに妹フラットがそのパターンでしょうね。

途中姉フラットが姿を見せたら、気になってそちらに行こうとしたものの、指導手に「違う」と言われて元に戻り、そのあとが面白い。
自信満々、みせびらかすように集中。
「お姉ちゃん、アタシ、いいでしょ~?」というような得意げな表情。


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挑発された姉フラット、訓練のあとに、お父様がハンドリングしたら、まぁきれいな作業!(笑)
いい意味で、ライバル同士になったようですね!

姉妹対決めざして、がんばってくださいね(笑)

ステップアップ

朝一のレッスンは、コーギーくんでした。

だいぶお散歩の歩き方も上手になってきましたので、今日は、ちょっとステップアップしてみました。
公園で、アトランダムに置かれたポールを、こちらが指示したとおりに歩いたり、座ったり、走ってみたりしていただきました。

そうすることで、飼主さんには、どうやってWanの動きをコントロールしていくのか、どのタイミングで褒めるのか、気を引くのか、そういった細かなことをチェックしていただきました。

Wanには、気をつけて飼主さんを見ていないと、いつどんなコマンドが来るかわからないよ、というコマンドに耳傾ける余裕や落ち着きをつける練習です。





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リードのコントロールに頼らず、コマンドでのコントロールが効くようにやってみてくださいね!

またボールの遊び方をお話し。
もっとボールを面白いものに見立てられるように、どんな動きがこのWanは好きなのか、乗ってくるのか、それをいろいろと探ってみて下さいね。

勉強会でのこと

獣医さんやトレーナーなど、動物にかかわる仕事をしている有志の面々で、月1回勉強会をおこなっています。
あるときは獣医さんのお話しだったり、あるときはホメオパシーの人の話しだったり、トレーナーの話しだったりします。
それぞれの分野で問題となっていることや、そのことに対して、あらゆる角度からの意見交換を行い、動物業界の意識の底上げをしていこうという、そんな勉強会です。

そして先日、わたしに順番が(笑)。
かねてから興味のあったといいましょうか、関心の深かった「ペットロス」に関して、レクチャーさせていただきました。

そもそも「ペットロス」に関心をもったのは、自分自身が犬を持つようになってから、です。
例に漏れず、わたしもまた、トレーナー業を離れれば、普通の「一愛犬家」です。
自分がクレアたちを失ったら、どうなるのかな、ということから、情報を集め出したというのがきっかけです。
そのころは、今思えばお恥ずかしい話ですが、「ペットロス」というのは心の病気のようなものだと、漠然と思っていました。
でも実際はそうではなく、ペットを飼っている誰しもが経験するもの、であり、死別体験のひとつに他ならないのです。
でも、よく考えれば当たり前ですよね。
大切な人を亡くしたら、やはり悲しいですし、食事も喉を通らないくらいショックです。
それは犬や猫を亡くしたときも同じことが言えます。
ただかなしいことに、まだまだペットの社会的地位は低く、その悲しみも軽んじられてしまいます。
そしてそのことに、ペットを亡くした飼主さんは更に傷つき、その悲しみを口に出すこともできず、なかなか立ち直れないという現象が起きてしまうといいます。

考えたくない事実かもしれません。
まだうちの仔は若いから、1歳になったばかりだから、とうやむやにせず、いま一度、それぞれの飼主さんが、考えてみるといいかもしれません。

心にその準備をしておくこと。
それは自分の心を守るためにもなり、ひいては飼っているペットたちの心の平安にもなるのです。

ど~んと構えているリーダー。
どんなことがあっても、泰然自若としている飼主。

それほどペットを安心させるものはないのではないでしょうか。
愛するペットたちのために、その子たちが安心して逝きたいときに逝けるようにしてやることもまた、大事なのではないかなと思います。

呼び戻しは大事

今日はあたたかな日でした。

ジャックちゃんのレッスンでは、目下の課題「呼び戻し」の練習がメインとなりました。
お兄ちゃんがいないと、オドオドのジャックちゃん。
飼主さんも強い口調でコマンドが出せる方なのですが、お兄ちゃんWanにはこの強さが求められても、オドオドのジャックちゃんには、ちょっと強すぎて、逆に引いてしまうところも、ちらほら。

今回はなるべく威圧的にならないように、おだやかにコマンドがけする、ということをおこないました。
内弁慶さんのジャックちゃん、家では強くコマンドすることも大事になってくることもあるのですが、外では、それもひとりですと、とても難しい部分。
多頭飼いの飼主さんには、ちょっと大変かもしれませんけれど、その犬ごとにコマンドのかけ方、気の配り方を気をつけてやってくださいね。



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携帯からの画像なので、画質が悪いですが、練習風景のひとコマです。

研修でのこと

ちょっと昨日の話になりますが…


昨日は午後、動物取扱業の人々対象の研修日でしたので行って参りました。
今回は、大規模災害が起きたときの話や、感染症などの話がありました。

過去の大震災のおり、動物への義援金が送られたとき、被災地の方のなかには「動物にまわすお金があるのなら、なぜ人のほうに回さないのか」と思われる方もいらっしゃったとのことです。
いろいろな理由はあるでしょうが、そのひとつとして、ペットの社会的地位の低さがあるもあるのでは、という話がありました。

それをなんとかしようという話ではなく、個人個人が、そして我々動物取扱業にかかわる者たちができることはなんなのかというような話で、個人的にはとても面白かったと思います。

そのなかでしつけの話も当然出ており、
  ・クレートに慣れていること
  ・マテができること
  ・無駄吠えしないこと などが挙げられていました。
(本当はもうひとつあったのですが、度忘れしてしまいました)

そのほか、非常袋のなかに、愛犬の食事はもちろんのこと、もしはぐれてしまったときのために、写真(飼主と一緒の写真がなお良い)や、常日頃の状態を書いたもの、その個体のウィークポイントなどを書いたものを入れておくとよい、というお話がありました。

非常事態のなかで、できるかぎり、Wanに普段とかわらない状態を作り出してあげられるようにという、飼主さん個人個人のこころがけも大事なのだなと感じました。

今回いただいたお話を、折に触れ、みなさまにもお話ししていきたいなと思います。

災害が起きたとき、自分が病気になったとき、怪我をして動けないときなど、いろいろな場合を想定して、対処できるように、気持ちの面でも準備をしておくことは大切なことですね!

ボールは飼主のところまで!

歩いていると、突如、車やバイクなどを追いかけてしまうことのあるボーダーくん。
今日はトラックなどがよく通る道での歩き練習をしたのだけれど、ちらりちらり後ろにいるわたしを見て、……やらないのです。

これは隠れてついていくしか、現行犯でのチェックはできないかな?
仕方ないので、その対処を説明し、チェックの仕方、こちらの気の配り方をお話し。
花粉症を数年前に発症したという飼主さん、鼻がむずむずしてボーっとしてしまわれそうですので、そのなかで注意を払えというのは、いささか酷かもしれませんが、頑張ってくださいとしかお話しできません。…頑張ってください(笑)

そのほか、ボールのレトリーブの練習。
取りに行くけれど、飼主さんのそばを通り過ぎて、飼主さんが追いかけてくるのを待っているフシがありますので、その対処のとりかた。
ボーダーくん、いつもは取りにきてくれる飼主さんが来てくれないことに「え?」だったようです。
何度も繰り返して、手元まで持ってくるように練習してみてくださいね。


画像を撮ったのですが、誤って消去してしまいました。ごめんなさい。今回は画像なしです。

離れてマテ!

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係留した状態で、マテの練習。
前回は係留した時点で、ギャンギャン鳴いて暴れていたEコッカーくん。
今回はというと、ずいぶん練習したのでしょうか? おとなしく待っていられました。いろいろな角度にお母さまに移動していただいたり、離れていただいたりしましたが、今回最長30m離れても、スワレマテ、フセテマテができるようになっていました。
でも姿が見えなくなると、途端にコマンド解除して、口がぱくぱく動いて、いまにも鳴きそうな状態になりますが、それでも今日は鳴かずにいられました。
1週間でずいぶんできるようになりましたね。

そのあとボールへの執着のあまり、唸ってしまったり、咬見そうになることへの対処の仕方、より細かな指示への反応練習をしました。

終わり頃、お兄さまも参加。
今日やった内容をお兄さまにもお伝えし、しばらくはボール遊びをされていました。
たくさん遊んでくれる人がいて、Eコッカーくんも嬉しいね!

後ろを通られるのはイヤ!

ミニブルちゃんのレッスンに、お預かりだったコーギーくんを同伴。
お互いにWanとの接触練習になりました。

ミニブルちゃんは、自分の後ろに人や犬が来られるのが苦手。
自分がスワレマテがかかっていて、相手が後ろを通ろうものなら、ぱっと体勢をかえて、相手のほうをじーっと見てしまいます。
警戒しているのが多分に含まれていますが、それでもコマンドを無視していることには変わりません。
少しずつ背面や、視界に入らないところまで歩く、通り過ぎる練習からですね。
背後2mくらいのところを通過する分には、スワレマテを続けることができましたから、まずはわたしがいないときでも、このくらいを目標にやってみてくださいね。
褒めることも忘れずにと言いたいところですが、ミニブルちゃんの飼主さんには「褒めすぎに注意!」のほうかな?
褒められて嬉しくなりすぎて、テンションが急激に上がってしまうミニブルちゃんですから、褒め方に注意してくださいね。





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ミニブルちゃんと、お供のコーギーくんです。
この距離でないと、遊びに発展してしまうので、苦肉の策?です。


そういえば最近、ミニブルちゃんネタが多いですね。
他のレッスンWan、ごめんなさいね~。

嬉しかったこと

移動途中のことでした。

ふっと視界に、Wanとお散歩をしている人を発見。
飼主さんウキウキ、楽しそう。
Wanもなんだか笑顔でとっても嬉しそう。
あ~、なんだかいい感じ!


……と思ったら、生徒Wanじゃないですか(笑)



車が多くてノロノロ運転していたのが幸いして、思わずじーっと見てしまいました。
あんなに緊張して、ガチガチになって歩いていた飼主さんが、にこにこ笑いながらWanをみつめ、ゆったり歩いていて、Wanもちょっと地面を気にしながらも飼主さんを見上げてとことこ歩いたりしていて……。
なんだか、とってもほんわか、嬉しい気持ちになりました。

これが、その方の望んでいた「Wanとの楽しいお散歩」なのだろうなと思ったら、おもわず涙がでてきちゃいました(笑)
まだレッスンをされている方ですが、ふだんがこんなにいい笑顔でお散歩ならば、きっといい関係が築けてきているのでしょうね!
それが偶然にでも見られて、良かったです。

こういうひとコマ、偶然が、わたしの活力なのですよね。
また今日も、おもわぬところから、パワーをたくさんもらえちゃいました!
どうもありがとうございます~!

追いかけるのも…

花粉症の症状が強く出てしまうらしいダックスくんのお父様、本日は完全防御でやってまいりました。

ひさしぶりのレッスンでしたが、まずびっくりしたのは、ダックスくんが大きく成長していること!
顔つきなど、ずいぶんオスらしく、凛々しくなっていました。
パピーは1週間ごと、「また大きくなった」「また顔が変わった」と思うくらいなのですから、少し間が空くだけでずいぶん変わった印象を受けてしまいます。
毎日見ている飼主さんにはなかなか分からないことかもしれませんが。





03011.jpg

レッスンのあと、クレアと走りっこ。
お嬢さまと、そのお友達に、交互にボールを投げてもらったクレア、ドドドッと走り、ダックスくん、おいかけるのが大変、大変。
やっと追いついたかと思うと、相手は引き返してきてしまいますから、絶えず走りっぱなし。
とっても疲れた1日になったのではないでしょうか?
また少しずつ頑張っていきましょうね!

プロフィール

Clea

Author:Clea
【Julius】
LR・♂
13才8ヵ月
幼顔になりつつあります


【Lucia】
ES・♀
11才3ヵ月
年齢不詳の美犬になります


【Glanz】
GSD・♂
8才3ヵ月
オレの苦手な季節がきた……


【Sirius】
LR・♂
5才7ヵ月
少し肥えられたんだ


【Felice】
LR・♀️
5才7ヵ月
犬教育は任せて


【Alice】
LR・♀
5才7ヵ月
礼儀作法には五月蝿いわよ


【Sophia】
GSD・♀
3才8ヵ月
ゆっくり成長タイプなんだ


【琥珀】
Cat・♂
推定12才
呼びの聞く猫なんだ


**お空へ**
【Mimosa】
Cat・♀
2007年8月15日生と推定。
2017年5月17日永眠
猫っぽくない猫でした。
9才9ヵ月でお空へ旅立ちました。

【Clea】
GSD・♀
2003年7月22日生
2018年4月13日永眠
初代相棒犬、14才9ヵ月大往生でした。

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